こっそりと授業をよくするためのとっておきの方法

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鏡にうつった自分

ビデオで授業をとってみたことありますか?

昔自分で声を録音して自分で気いてみた時に、
誰の声だろう?そう思ったことがあります。

実際に自分で自分が見えていないんだな〜と強くおもった出来事でした。

学校ではたらいていると、3つの視点が大切になるとか
よく言われると思います。

その3つの視点とは、
教師・生徒・保護者の3つの視点です。

さらに3つに視点として、私学としては特に、
学校、小学生、小学生の親、

など最低5視点くらいの必要になってきます。

ただこのように書くと、そんなのわかっているよ、となるのですが、
でもこれがなかなか難しいんですよね。
どうしても自分の目線で世の中を眺めてしまうからです。

ぼくはまったくできていなかったのですが、
この7年間をかけて少しずつ新たな視点を獲得してきました。

まずスタートとしては自分を客観的に見る必要があります。
つまり生徒目線で自分を眺めるということですね。
結構これが当たり前のようにみえて、普通に過ごしているとできていないんですよね。

例えば今ぼくはパソコンにむかって文章を書いていますが、
自分の目に見えるのは、自分の手と、足、であって、
自分自信の姿を見ることはできません。

だから自分がどのように今見られているのかが
実はよくわからないのです。

これは授業中も同様で、普通に授業をしていると見えるのは、
大きな黒板と生徒の様子ですから、自分自信が見えないわけです。

なので、「自分が生徒からどのように見られているのか」
という視点は自然には手に入らないわけですね。
自分がおもっていた自分の見られ方と、実際に見てみると、
結構ずれがあることがあるんですね。

だから授業一つとっても生徒目線で客観的にチェックをしていかないと、
硬直した授業展開になりがちです。

では、どうやって生徒の目線を導入するかというと、
ベタなのですが、おすすめは授業を動画にとって見るということです。

多くの先生方はやっていることだと思いますが、
ぼくはまずは音声録画からはじめていきました。

ビデオなどをつかって自分自身の授業の様子を録画したり、
それが難しければ、エア授業をして、
動画にとり自分で自分自身の見え方チェックをするわけです。

はじめにこれをやったときはとっても恥ずかしかったです。
そうすると、ぼくの場合であれば、

・なんてかっこうをしているんだ!(服装)
・なんて早口なんだ!
・ぜんぜん生徒の側にいったりしていないじゃないか!

と、とっても恥ずかしいのですが、思うわけです。

ことしから動画授業も作っているのですが
ここに自分をいれて作っていくと、
とにかく聞きにくかったり、いろいろな問題点を発見しますね。

なんか動きがちょこまかしているな〜と愕然としました。
(生徒によくコナンに似ているといわれて、
意味がわからなかったのですが、寝癖の感じと
メガネの感じがたしかにコナンにみえました)

動画授業を作ることの効果はこんなところにも現れていました。

このビデオによる生徒目線の導入をすることで、
やっと自分の姿が客観的に捉えられて、
じゃあどうしようかな〜という目で見れるわけです。

例えばこちらなんかは、何度か撮り直して笑顔にしました。
ビデオをとりながら、なんて自分の顔が硬いんだ〜と愕然をしました。

これをせずに、自己改善をしようとすると、
自分の身体に自分の視点がくっつきすぎてうまくいきません。

このビデオで自分をとり自分でそのビデオを見るを繰り返すことで
やっと、教師の目線と、生徒の目線の2つが考えられるようになります。

その他あと3つの視点を獲得するのはまた難しいことなのですが、
まずはデジカメ・ビデオカメラ・iPad・iPhoneなど
ちょっとした身近な機器をつかえばすぐにできることなので、
自分のチェックをやってみてはいかがでしょうか。

今日のオススメ

本をよむことによっても、登場人物に憑依して、いろいろな方の視点がてにはいりますよね。
最近読んだ本でとくにおすすめだったのがこちらです。

いろいろな目線がてにはいりました。

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