萌え×物理＝驚きの学び！今さら読んだ参考書が意外とスゴい
いまさら萌える物理参考書を読んでみた結果…
「萌える物理参考書」って、ちょっと前に一世を風靡したブームを覚えていますか？キャラクターと一緒に学ぶという、ユニークなスタイルの参考書たち。そんな萌え参考書ブームも落ち着いた今、ちょっと興味がわいて『Physics Girls 物理法則』という「萌える」物理本を手に取ってみました
この本の特徴は、物理法則と女の子キャラクターのコンビ。左ページには公式がずらり、そしてその横にイメージキャラクターが描かれています。右ページにはその公式の解説があり、キャラクターとともに物理を学べるという構成です。
正直、最初は「どうせ内容はひどいんだろうな…」と思っていたのですが、読んでみてびっくり！意外とよくできているんです。なんで？と思ったら、解説を監修しているのはあの竹内薫さん。竹内さんが関わっているおかげで、内容がとても正確で読みやすく、しっかり物理を理解できるように工夫されています。
文章は平易で、無機質な物理の公式も、キャラクターのおかげで少しは暗記しやすくなるかもしれません。ただ、個人的には萌え系の絵にはあまり馴染みがないのですが、物理を少しでも身近に感じてもらおうという狙いは理解できます。
ただし、キャラクターと公式には全く関係がないという印象も…。公式自体はしっかり解説されているけど、キャラクターが公式を助けるわけでもなく、ただ一緒にいるだけという感じです。それでも、物理が難しいと感じる人にとって、キャラクターが親しみやすさを与える役割を果たしているのは確かですね。
では、どんな人がこの本を読むのだろう？文系男子高生向け…？それとももっと広い層を狙っているのでしょうか。個人的には「紳士版」も作ってほしいですね！女の子も物理に興味を持てるような本があれば、もっと理科教育が広がるかもしれません。特に物理は「難しい」と思われがちなので、女の子にも楽しく学べるものがあったら素敵だと思います。
