振動を感じる!マグシート2枚を重ねて引っ張ってみると…。

ケン博士
サイエンストレーナーの桑子研です。 

先日学校でマグネットシートを配ってある実験を行いました。生徒はなんでなんで!と大盛り上がり。

冷蔵庫にマグネットシートが貼ってありませんか?例えば、「水漏れ修理」の会社がポストに入れていった宣伝のためのシートなど。このシート2枚を重ねて、片方を引っ張ってみてください。ガタガタと面白い手応えを感じることができます。

小森栄治先生の研究所(ご自宅)におじゃまさせていただいた時のこと。ダイソーで買ってきた磁石に砂鉄ふりかけをかけてみると、なぜか片面しか磁力がないことが話題になっていました。

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製品としては、片方だけ張り付けばいいので、理にかなっているのですが、どのように磁極がなっているのでしょうか。単純に考えれば、両側に磁力線が出てきますので、どちらも張り付くはずです。そこで鉄粉を巻いてみたところ、面白い模様が現れたのですね!

スクリーンショット 2016-01-25 7.09.07

今日はそんな模様をたのしめる実験をご紹介します。

科学のレシピ

用意するもの

ポストに入っている広告が入ったマグネットシート(買ってきてもかまいません)、鉄粉、フィルムケースなどの小さな容器

手順

① 容器のフタにきりなどで穴を数か所あけてから、容器の中に鉄粉を入れる(鉄粉ふりかけの完成!)

② マグネットシートに鉄粉ふりかけをかけて、その様子を観察する。

③ マグネットシート同士を水平にかさねて、片方を水平にっ引っ張る。向きを様々にかえて、手応えを確認する。

結果

②のように鉄粉ふりかけをかけると、次のような模様ができます。

そう、このように縞模様なのですね。面白い。裏面もやってみると、ほとんど磁場がないので、張り付きません。なぜこのような模様ができるのか、おそらく磁極が順番に入っていて、U字磁石が連なっているような状態になっているのかと考えました(そうすれば、裏面から磁力線が出ませんよね)。

③の実験をしていると、ある方向で重ねあわせて引っ張っていくと、「ガタ、ガタ」という手応えを感じます。これは、縞模様に磁極がなっているために起こる現象ですね。

マグネットシートによって、その感覚が異なることがわかりました。調べてみると、たしかに磁極は順番に並んでいるようです

マグネットシート工房さんのページ

作り方についても、書かれていました。こちらを参考に(MAGNIX)。

また磁石にはこのように、様々な磁極のあるものがあるんだそうです。

単なるマグネットシートにも、磁極がこのように埋まっているということを知りませんでした。おもしろいな〜。

みなさんもぜひ自宅で体験してみてください。③だけならすぐに体感できます!お試しあれ(^^)。

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桑子 研(くわこけん)
 1981年群馬県生まれ。サイエンストレーナーとして全国で実験教室やICT活用講演会を開いている。著書は『大人のための高校物理復習帳』(講談社)、『きめる!物理基礎』(学研)など10冊。