マツの尾花と雌花の観察(中学1年 生物)
中学1年のマツの単元で、Y先生が今年も校庭にある松の木を切ってそのまま持ってきていました。
花をここから切り離して、生徒に配ってスケッチをしていました。豪快でマツをよく観察できる良い方法ですね。
少し時期が遅くて、花があまり良くは観察ができなかったです。もう少し前の方が良かったのかな。
こちらは別の機会の時ですが、 #アカマツ の #松ぼっくり を拾いました。松ぼっくりは松の果実です。
松は #裸子植物 で、 #子房 がなく、 #胚珠 がむき出しになっています。上を見上げてみると、マツボックリが木についた状態でたくさん見られました。
こちらは松の葉から花が出るところでしょうか。
頂上に松の雌花がさいているところで、雄花がこの下についていたものと思われます。
また #三溪園 に地層を見に行ってきたところ、地層の最上部に #マツ がありました。関東ローム層の上にはえています(写真手前ではなく上のほうにみえるものです)。「ローム」は粘土質ですから、普通は水捌けが悪いそうなのですが、関東ローム層は砂ざっており、保水性も透水性もあるのだそうです。
松はほんとうなら栄養素の多い土壌が好きらしいですが、水捌けの良い場所でも生きられるから、他の植物が生えない場所でも生き残ることができるのだそうです。そのため崖の上などにもよくみられるそうで、
参考:http://www.ffpri-skk.affrc.go.jp/matu/qmatu_basho.html
社会科の先生といっしょにいったのですが、よく色々な場所の地名になっている、一本松や二本松などは、遠くから崖の上に松が目立って見えるのでそのようにしてつけられた地名だといっていました。たしかに目立ちますよね。待つだけポンとあったら。
こちらは2021年11月にとった #松ぼっくり ( #まつかさ )です。松ぼっくりは #マツ の #球果 (果実のようなもの(果実ではない))です。
#りん片 を開いてみると、1つに対して、2つの種子がありました。
松の樹皮の様子です。
こちらは三溪園巡検で3月に撮った写真です。
こちらは4月に千葉市で撮った写真です。
前年の雌花がマツカサ(マツボックリ)になるそうです。
理科ネットより引用 https://rika-net.com/contents/cp0310/contents/library/pi-03/pi-03.html
閲覧日:2021-10-14
素人考えで疑問に思ったのが、なぜ雄花の下に松ぼっくり(果実)ができるのか?ということで、生物の先生に聞いてみたところ、雌花のところに松ぼっくりができるが、その後雌花の先からまた伸びていくって、松ぼっくりの果実がある場所は、前年の雌花のある場所なのだということを教えていただきました。
なるほど〜。わからないことだらけです。1年でこんなに伸びるのですね。
こちらが松の幹です。ゴツゴツした感じですね。
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