交流電流の鼓動を感じよう!パスカル電線とスピーカー
先日紹介した「パスカル電線」という実験器具。
[blogcard url=“https://phys-edu.net/wp/?p=23529”]
これが安くて、効果抜群。少しハンダ付けなどの工作が必要ですが、
すぐに手作りができるので、とってもおすすめです。
今日はそんなパスカル電線をつかって、交流の音を聞いてみましょう。
科学のレシピ
用意するもの:
パスカル電線、紙コップ、ネオジウム磁石
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パスカル電線を作るには10芯コードを買いましょう。
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手順:
1 パスカル電線を電源装置につなぐ。
2 パスカル電線を紙コップの底のサイズに巻く。
3 紙コップの中にネオジウム磁石を入れる。
4 パスカル電線に交流電流を流して、その様子を観察する。
実験結果:
動画でとってみました。音量をあげて見てください。
いかがでしたでしょうか。
電源をいれて電流を流すと、紙コップの中で磁石が踊り出すのがわかりますね。
これはパスカル電線でつくったコイルの中心磁場が、交流電流によってころころと変化しているためです。
電流が作った磁場によって、磁石はガタガタと振動します。
このようにビニールテープなどで紙コップの底にはりつけて、
コップに耳をつけると、「ブーン」という交流の鼓動を感じることができます。
実はこれ、スピーカーの原理そのものですね。
授業内で使用すると、生徒も喜びます(^^)
パスカル電線もちょっと時間があれば作れてしまいますし、
紙コップと磁石であれば100円ショップで手に入るので、
少し時間のあるときに試してみてください。
今回は家庭ではなかかなか、やりにくい実験の紹介でした。
みなさんはどんな実験を電磁気学分野ではやっていますか?
こういうのがあるよ!というものがもしあったら、ぜひ教えて下さい(^^)
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