【実験講師】実験道具を詰め込んで全国へ!「深い学びにつながる授業の工夫」@栃木(宇都宮大学附属中学校)
サイエンストレーナーの桑子研です。毎日が実験。
「なぜ空は青いの?」「なぜモノは下に落ちるの?」
私たちの周りにある当たり前の風景も、一歩立ち止まって「なぜ?」と問い始めると、そこはもう科学の入り口です。子どもたちは皆、この「なぜ?」を見つける天才。本日、私は栃木県・宇都宮大学附属中学校様へお伺いし、そんな「なぜ?」の種を「わかった!」という感動の花に変えるための実験講習会の講師を務めてまいります。
「楽しい」を「わかった!」に変える魔法
子どもたちは本来、知的好奇心の塊です。特に理科の実験は、ビーカーの中で色がパッと変わったり、予想外の煙が出たりと、彼らの純粋な探究心を刺激する絶好の機会です。
しかし、その一方で、「実験は楽しかった。でも、結局、何がわかったんだろう?」で終わらせてしまってはいないだろうか、という課題もまた、私たちが常に自問するところではないでしょうか。ただ手順通りに操作し、「泡が出た」「色が変わった」で終わるのは、まるで魔法の呪文だけを覚えて、その仕組みを知らないのと同じです。
今回の講習会『深い学びにつながる授業の工夫』では、単なる「作業」としての実験ではなく、子どもたちの思考を揺さぶり、対話を促す仕掛けを考えます。そして、「わかった!」という感動が次の「もっと知りたい!」につながるような、まさに「深い学び」を実現するための授業の工夫について、先生方と一緒に考えていきたいと思っております。
かつて、ニュートンがリンゴが落ちるのを見て「万有引力」を発見したように、当たり前の現象に潜む「法則」に気づいた瞬間の感動こそが、科学の醍醐味です。限られた時間ではございますが、この場が先生方の明日からの授業づくりの一助となれば幸いです。
全国どこへでも!実験道具を運ぶ「魔法のカバン」
さて、そんな実験講座の「舞台裏」で活躍するのが、こちらのチェックリストと、
相棒とも言える、ノースフェイスのバック(Base Camp Voyager Lite 62L)です。科学の楽しさを伝えるためには、まず、子どもたちの目の前で「本物」の現象を見せることが不可欠。そのためには、たくさんの実験器具が必要になります。
このバックの何がすごいって、たくさんを詰め込むことができて、大きく開くということです。

このバックがあれば、夏は福井、そして今回は栃木と、全国どこへでも実験道具を携えて飛び回れます。例えば今回用意したのがこちらですが、

これだけの「科学のタネ」が、すべて入りました!

それでは、新幹線で一っ飛び、宇都宮まで行ってきます。子どもたちがどんな「なぜ?」を見つけ、どんな「わかった!」の表情を見せてくれるのか、今から楽しみです。どんな様子であったのかについては、また後でレポートしますね!
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