身近なもので科学を体感!生徒が作ったピタゴラ装置「パンダスイッチ」
子供の頃、テレビで見た「ピタゴラスイッチ」に夢中になった経験はありませんか?身近にあるものが次々と連鎖反応を起こし、一つの壮大なからくりを生み出す。あの仕組みには、大人になった今でも心ときめくものがあります。
今回は、私が科学部の生徒たちと一緒につくったオリジナルのピタゴラ装置「パンダスイッチ」を紹介します。身の回りにある色々なものを組み合わせて作った、私たちの工夫と科学への愛が詰まった作品です。ぜひ、動画を観ながら、次にどんな仕掛けが動くのか想像してみてください。そこにはきっと、童心に返るようなワクワク感が待っていますよ!
自作ピタゴラ装置を作りました!
以前科学部の生徒とピタゴラ装置を作って、文化祭で展示をしたことがあります。十年以上前に作ったものですが、その装置がこちらです。名前をパンダスイッチと言います。
外国の色鉛筆や、ニュートンのゆりかごなど、いろいろなものを使って作りました。
なぜか最後にパンダが、「ば〜〜ん!」と出てくるのはご愛嬌ということでお許し下さい。なぜか当時の科学部のマスコットキャラクターが、この工作したパンダだったんですよね。
だから名前も「ピタソラパンダ」なんです。
実は、ピタゴラ装置は単なる面白いおもちゃではありません。そこには、物理学の基本原理である「エネルギー保存の法則」や「運動量保存の法則」といった、奥深い科学の秘密が隠されています。玉が坂道を転がり落ちる時、それは位置エネルギーが運動エネルギーに変わる瞬間です。そして、その運動エネルギーが次の仕掛けに伝わり、連鎖反応が起きていく。一つひとつの動きに、科学の法則が働いているのです。
お問い合わせ・ご依頼について
科学の不思議やおもしろさをもっと身近に!自宅でできる楽しい科学実験や、そのコツをわかりやすくまとめています。いろいろ検索してみてください!
・運営者・桑子研についてはこちら
・各種ご依頼(執筆・講演・実験教室・TV監修・出演など)はこちら
・記事の更新情報はXで配信中!
科学のネタチャンネルでは実験動画を配信中!