オオカナダモの細胞を観察するときのコツや注意点

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ケン博士
サイエンストレーナーの桑子研です。このサイトで科学を一緒に楽しみましょう。

オオカナダモ(wiki)について顕微鏡で観察しました。オオカナダモの葉の先端部分の若くてやわらかい葉の部分をピンセットでとって、水をいれたペトリ皿に数枚入れておきます。

ここからできるだけやわらかそうなものを選んで、それぞれスライドガラスに1枚ずつ、合計2枚とります。

片方にはコマゴメピペットで水を行ってきたらして、柄付き針とピンセットをつかってカバーガラスをかぶせます。はみ出した液体はろ紙をつかってとっておきます。

そして、400倍で観察をします。

もう一方には酢酸カーミン(染色液)をたらして、観察します。はみ出した液体はろ紙をつかってとります。3分くらいおいてから観察します。

こちらは接眼レンズ10倍・対物レンズ4倍の40倍の様子です。

次に対物レンズを10倍にして、100倍で観察をしました。

細胞が見えてきました。次にさらに対物レンズを40倍にして、400倍で観察しました。

このとき注意が必要で、プレパラートに対物レンズがぶつからないように横からみてかなり近づけた状態で、少しずつ遠ざけていくとピントがあいます。プレパラートやカバーガラスを割らないように注意が必要です。

葉緑体がよく見えますね。染色をしたものには核が見られるはずですが、私がやってみたところあまりはっきりと見えませんでした。ヒトやタマネギのほうがよく見えるのかな?

 

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