【動画授業】なぜ、動いていないのに動いて見える?日常のナゾから学ぶ入試物理「相対速度」
サイエンストレーナーの桑子研です。毎日が実験。
駅で電車に乗っているとき、ふと窓の外を見ると、隣の電車がスーッと動き出した…と思ったら、実は動いていたのは自分の乗っている電車だった。そんな不思議な経験、ありませんか?
私たちの脳は時々、こんな風に「自分が動いているのか?相手が動いているのか?」をカン違いしてしまいます。この日常に潜む面白い錯覚こそ、物理の世界で「相対速度」と呼ばれる、非常に重要な単元の入り口です。
一見すると難しそうに聞こえるこの言葉。しかし、その正体は「自分から見ると、相手はどんな速さで、どっち向きに動いて見えるか?」という、とてもシンプルな視点の切り替えの話なのです。
この「視点を切り替える」という考え方は、物理の問題を解く上での最強の武器になります。例えば、川を渡る船の問題、追いかける車と逃げるバイクの問題など、入試で頻出の難しそうに見える問題も、相対速度を使いこなせば、驚くほど簡単な問題に姿を変えます。
つまり、相対速度をマスターすることは、ライバルと差をつける大きなチャンスなのです。
今回の動画では、この「相対速度」の考え方の本質を、誰にでも分かるように徹底解説しました。なぜあの電車の錯覚が起きるのか、その謎を数式 v_AB=v_B−v_A (相手の速度から自分の速度を引く)というシンプルなルールで解き明かしていきます。
![]() ・相対速度 |
![]() 等速直線運動・等加速度直線運動について、実験を通しその未来の状態を予測する式を作ってみましょう。 |
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