絵本から豊かな音が湧きだした!絵本で聴くクラシック!
今日は音楽の本についてご紹介したいと思います。
といのも、生徒といっしょにある音楽を聴いて、
そのイメージを文章にしたり、絵にして表したりする、
そんな講座を企画したいなと思っていたからです。
同じ音楽でも、いろいろな文章や絵ができあがりそうだし、
音楽の科学(理科)、文章力(国語)、その作曲家の生い立ち等(社会)など
音楽以外にも様々なことを複合的に学べそうですよね。
生徒が今後社会に出て活躍するためには、
理科の知識を中心におきつつも(理科教師としての視点ですが)、
その他の知識が必要になります。
それらはまとめて教養という呼ばれ方をするのでしょうが、
そんな教科の枠を飛び越えて、知識と知識を結びつけるための活動として、
「特別教養講座」という合科型の講座を十数回に渡り実施をしてきました。
体育科については、「スケートの科学」という教養講座の企画で、
体育科の先生の協力と、プロフィギュアスケーターの協力を得て実施したことがあったのですが、音楽はまだ挑戦をしたことがありませんでした。
そこで、いつか音楽を中心にした教養講座を企画したいなと思っていたのです。
そんなときにふと発見したのが、次の本です。
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ね!すごい面白そうですよね。
開いてみるとまたこれが楽しい!
誰もが一度は聞いたことがあるであろう、「クラシック音楽」について、
そのイメージの1例をすてきな絵を文章で、
子供にわかりやすく伝えるような工夫がされている絵本です。
賑やか!
フィガロって床屋さんなの!?
そしてしっかりとCDでもついています。2枚も。
気になった絵本の音楽をすぐに聴くことができるんですね。
ぼくはこれを本屋でみて、手にとってめくってみたときに、
感動を覚えました。これはぼくが好きな「ファンタジア」の絵本版ではないか!と思ったからです。
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ぼくは生徒がディズニーランドが大好きなことを知ってから、
ディズニーランド物理学ということで、ディズニーランドと物理について研究をはじめました。
その際にウォルト・ディズニーの伝記をよんで、
このファンタジアという作品の思い入れの強さと、赤字覚悟の挑戦に感激して、
ファンタジアのDVDを何度も見ていたからです。
ファンタジアはみなさんご存知かと思いますが、生徒に聞くと「魔法使いのミッキーのシーン」しか知らない生徒もいます。
それはほんの一部で、この作品は1時間くらいあるクラシックとアニメのコラボレーション作品なんですよね。
面白いことを考える人がいるものだなと思って、
はじめにのところを読んでいると、なんと「ファンタジア」のような作品を参考をモデルにして
作られたんだとか。
やっぱりそうだったんだ!
見開きで1曲が基本的には描かれているのですが、この絵本をめくるたびに、
どんな曲なのか、聞いてみたい!と思って、CDで番号指定で曲をきいて、
「ああ、たしかにこんなイメージピッタリだな!」
とか
「ちょっとぼくのイメージとは違うな!」
と、味わいながら、聴くことができます。
これと同じことを、教養講座でやってみたいな!そう思えた素敵な1冊になりました。
みなさん、ぜひお買い求めください。2000円で買えて、CDも2枚入っているので、
安いなと思います。
毎日聞いています(^^)
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