親子の会話が広がる!一家に一枚「青色LED」ポスターで学ぶノーベル科学

サイエンストレーナーの桑子研です。毎日が実験。

今や私たちの暮らしに欠かせない、小さな光の粒。信号機、スマートフォンの画面、部屋の照明…あらゆるところで活躍するLEDですが、その中でも**「青色LED」**がノーベル賞を受賞したことは、ご存知でしょうか?

メディアでは、発明者である中村修二さんの特許を巡る裁判や、人物像に注目が集まりがちです。もちろんそれも大切な話ですが、一理科好きとしては、その裏にある科学的な「発見のストーリー」を、もっと知ってほしいと思っていました。

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青色LEDの秘話について知っていますか?
先日、国立科学博物館から発行されている「一家に一枚」シリーズに、青色発光ダイオードの特集ポスターが登場しました。このポスターは、理科の授業で教えたくなるほど、科学的にエキサイティングな内容が詰まっています。

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「発明」が私たちの暮らしをどう変えたか

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このポスターでは、青色LEDの技術的な仕組みはもちろん、それが私たちの身の回りでどのように活かされているか、その商業的なインパクトについても分かりやすくまとめられています。

「青色LED」が発明されるまで、世の中には赤色と緑色のLEDしかありませんでした。この3色が揃って初めて、光の三原色ですべての色を表現できるようになったのです。

信号機の見やすさや、スマートフォンの鮮やかな画面、そして省エネで明るい照明。当たり前のように使っているこれらの技術は、すべてこの小さな発明がもたらしたものです。科学者の探究心と地道な努力が、私たちの社会全体を、そして未来の技術を大きく変えたのだと、改めて感じさせられます。

ぜひ、お子さんと一緒にこのポスターを見て、普段使っているものの「当たり前」の裏側にある科学のストーリーを話してみてはいかがでしょうか。

amazon:一家に一枚ポスター

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