【実験講師】物理は難しくない！「大変よかった」100％の秘密は「見える化」実験にあり（ナリカサイエンスアカデミー）

サイエンストレーナーの桑子研です。毎日が実験。

「物理」と聞くと、難しい数式やグラフを思い浮かべて、少し身構えてしまうかもしれません。でも、もしその「物理」が、目の前の現象の「ナゼ？」を解き明かし、「わかった！」に変わるワクワクする体験だとしたら、どうでしょう？

金曜日の夜。お仕事を終えた後にもかかわらず、目を輝かせて「科学の面白さ」を学ぼうと集まった先生方がいます。

昨日は、株式会社ナリカにて、ナリカサイエンスアカデミー「お手軽物理基礎コース」の第１回、力学編を開講しました。

金曜の夜に集う、科学への情熱

今回集まってくださったのは7名の先生方。物理がご専門の先生はもちろんですが、他分野の先生方も数名いらっしゃいました。分野の垣根を越えて「学びたい！」という熱意が伝わってきます。

この講座は、昨年度の内容をさらにバージョンアップさせた内容です。「力学」は、モノがどう動くか、なぜ止まるか、といった「動きの基本ルール」を学ぶ、物理の入り口です。でも、教科書だけではなかなかその面白さは伝わりにくいもの。

そこで、たくさんの実験や、指導のちょっとしたコツを細かくご紹介しました。

「見える化」で深まる物理の面白さ

特に今回は、目に見えない「力」や「速さ」の変化をグラフなどで「見える化」できる「イージーセンス」を使った実験や、タブレットを使った実験など、最新の学び方もご紹介しました。

ただ実験器具を眺めるだけでなく、データとして「見える」ようになると、「なるほど、だからこう動くのか！」という納得感が違います。

参加された先生方は、ちょっとしたコツにも非常に興味を持って耳を傾けてくださり、時間があっという間に過ぎるほど夢中に実験をしておられました。予定していた内容が盛りだくさんだったため、先生方が「もう少しやりたそうだな」と感じる場面もありましたが、それだけ熱中してくださった証拠だと嬉しく思っています。

「わかった！」が連鎖する場所

講座終了後のアンケートでは、7名中すべての方が、 「大変よかった」 と答えてくださり、感激するとともに、準備した甲斐があったと心からホッとしています。

参加者の方からは、「手軽に取り組める題材が多くて良かったです。」といった感想も寄せられました。「難しそう」と思われがちな物理を、いかに「手軽に、でも本質的に」伝えるか。それが私たちの目指すところです。

金曜の夜遅くまで、そして遠くからこのブログを見て参加してくださった方もいて、先生方の「生徒たちにもっと分かりやすく、楽しく伝えたい」という熱意に、逆に私たちがパワーをいただきました！

この「わかった！」の輪が、先生方を通じて、全国の中学生や高校生にもっと広がっていくことを願っています。

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