なに、これ。バイオリンの弦を1本引いたら、2本揺れた!

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みなさんは楽器を教材として使っていますか?昨日バイオリンの科学についてご紹介しました。

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バイオリンの弦の振動の様子について、どうしても知りたくなってバイオリンがひける先生にひいてもらって、
近くでその振動の様子を見させてもらったものです。

目の前で実際に基本振動や二倍振動がおきているのが確認でき、感動しました。
まだご覧になっていない方はご確認ください。

この記事には書かなかった「面白い現象」について今日はご紹介したいと思います。それがこちらの動画です。短いので何回かみてみてください。

わかりましたか?実はこれ、ひいている弦は一番上の1本だけです。でも見ていると気がつくように、上から2番目の弦もいっしょに振動していますよね。

なぜこのようなことがおこるのでしょうか?

ポイントはひっている上の弦を短くしてひいているところにあります。実は一番上の弦を短くしてひくことによって、2番目の弦の固有振動数にしていたので、共鳴をして2番目の弦も振動をしてしまうという現象です。

ぼくはバイオリンについて、まったく触ったことがなかったので、見せていただいて驚きました。このような現象がひいたときに日常的にあらわれているのですね。

共鳴というと、共鳴音叉をつかって、片方を叩くともう片方が揺れるというのを見せることが一般的だとは思いますが、バイオリンを実際にもっていって、その様子を観察させると、また生徒への入り方も違ってくるなとかいろいろ想像をしてしまいました。

もし楽器のこんな活用法があるよ!というものがありましたら、ぜひ教えてください(^^)

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