デスクの下は小さな日向ぼっこ。パネルヒーターが「じんわり温かい」物理学的な理由

サイエンストレーナーの桑子研です。毎日が実験。

冬のデスクワーク、一番の悩みといえば何でしょうか?「足元が氷のように冷えること」そして「暖房を強めると頭がぼーっとして眠くなること」ではないでしょうか。実はこれ、理科の視点から見ても非常に理にかなった(?)困りごとなのです。今回は、そんな冬の難題を解決するために私が導入した、ある科学的な防寒アイテムをご紹介します。

科学者が実践する「頭寒足熱」のすすめ

昔から健康や集中力のために頭寒足熱(ずかんそくねつ)という言葉があります。文字通り「頭を冷やし、足を温める」ことですが、これには科学的な理由があります。私たちの脳は、活動すると熱を持ちます。頭が温まりすぎると、脳の温度を下げるために血流が変化したり、副交感神経が優位になったりして、結果として猛烈な眠気に襲われることがあります。一方で、心臓から遠い足元は血液が冷えやすく、冷えを感じると筋肉が緊張して集中力が削がれてしまいます。

そこで「下半身だけを効率よく温めたい!」と考え、こちらのパネルヒーターを購入してみました。アイリスオーヤマ製ですね。

 

amazonだとこちらです。早速届きました。

「放射」で温めるという物理学

デスクの下に設置するとこのような感じです。三方から囲い込むように足を温めてくれます。

熱の伝わり方には伝導・対流・放射(輻射)の3種類がありますが、このパネルヒーターのメインは対流だと思われます。(電気カーペットと同じ感じですね)。エアコンのように「温かい空気を送る(対流)」のではなく、暖かめられた空気が対流して、それが体に触れて熱伝導をしていくことで、私の足を温めるため、じんわりとした温かさ(赤外線ストーブのように焼けるあったかさではない)が伝わってきます。もちろん放射も一部あるのだとは思います。

足の甲やふくらはぎのあたりがポカポカしてくるので、上半身を冷やし気味にしていても快適に仕事が続けられます。

唯一の弱点は、足の裏(地面側)はそこまで温まらないことでしょうか。もし下側にもヒーターがあれば完璧な「小さなこたつ」になりそうですね。

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