魔法の瞬間を体験しよう!科学部で挑戦した過冷却実験
ケン博士
サイエンストレーナーの桑子研です。このサイトで科学を一緒に楽しみましょう。
昨年、科学部で過冷却の実験を行いました。この実験は非常に面白いもので、いくつかの試行錯誤の末に、私たちが最終的にたどり着いた方法を紹介します。文化祭でもこの実験を披露しようとしましたが、本番では失敗してしまいました。やはり、条件を整えるのは難しいものですね。それでも、成功したときの感動は計り知れません。皆さんもぜひ、部活などで挑戦してみてください。
実験方法
1. 氷を砕いて発泡スチロールの箱に入れる。
2. 氷に塩と水を加え、水の温度を約-10度にする。
3. 炭酸水のペットボトルを氷水に入れる。
4. その状態で20分間放置する。
5. ゆっくりと取り出し、キャップを開けると…?
こちらがその時の成功動画です。見てください!一瞬で凍りつく様子が、まるで魔法のようです。
過冷却水は、ちょっとした衝撃で瞬時に凍る性質を持っています。炭酸水を使うことで、キャップを開けた瞬間に逃げる二酸化炭素の衝撃が、水を一瞬で凍らせるのです。この驚きの現象、ぜひ皆さんも実際に試してみてください。成功すると、きっと科学の楽しさがもっと広がりますよ!