10Vの衝撃にも耐える!手回し発電機でも「絶対壊れない」青色LEDの秘密
サイエンストレーナーの桑子研です。毎日が実験。
みなさんは、自分の手で電気を作り出したことはありますか? 理科の実験でおなじみの手回し発電機を回すと、手ごたえとともにパッと明かりが灯る瞬間は、大人になってもワクワクするものですよね。しかし、その「回す力」が強すぎると、せっかくの明かりが二度と灯らなくなってしまうことがあるのです。今回は、そんな実験の失敗を防いでくれる、秋葉原で見つけた頼もしいアイテムをご紹介します。
強力な「ゼネコンDUE」とLEDのデリケートな関係
ナリカ製の赤ハンドルが特徴的な手回し発電機(ゼネコンDUE)は、非常に優れた教材です。軽い力で回しても10V(ボルト)以上の電圧を出すことができるパワフルな設計になっています。
しかし、ここで一つ注意が必要です。実は、私たちが普段目にしているLED(発光ダイオード)という素子は、とてもデリケートな性質を持っています。LEDは少ない電力で効率よく光る素晴らしい発明ですが、許容範囲を超える大きな電圧がかかると、内部の半導体が熱で焼き切れてしまうのです。
通常、この「電圧オーバー」を防ぐために抵抗器というパーツを組み合わせて使うのですが、教材用の専用LEDが不足してしまうという事態が起こりました。

秋葉原で発見!「抵抗内蔵型」という救世主
そんな時、同僚のI先生が秋葉原の電気街で素晴らしいものを仕入れてきてくれました。それが、あらかじめ抵抗が組み込まれた青色LEDです。

通常のLEDに10Vもの電圧をかけるのは本来タブーですが、このLEDには電気の流れを調整する「ブレーキ」の役割を果たす抵抗が最初から付いています。これにより、発電機からの強い電流を適切にコントロールし、LEDを守ってくれるのです。
さっそく、どのくらいの耐久性があるのか実験動画を撮影してみました。
全力で回しても壊れない!驚きの耐久性とコスパ
動画をご覧いただければわかる通り、赤ハンドルを勢いよく、それこそ全力で回しても、このLEDはまったく壊れる気配がありませんでした。青色の光が鮮やかに輝き続ける様子は、実験の授業でも生徒たちに安心感を与えてくれます。
さらに驚くべきはその価格です。これほどタフな性能を持ちながら、10個入りで200円程度という驚きのコストパフォーマンスでした。
理科の実験では、道具が壊れることを恐れずに「思い切り試してみる」ことが学びを深める鍵になります。こうしたちょっとした工夫や良いパーツとの出会いが、子どもたちの科学への興味を支えているのかもしれません。
もし実験用LEDの破損に悩んでいる方がいたら、ぜひ秋葉原のパーツショップを覗いてみてください。思わぬ「掘り出し物」が、理科室の救世主になるはずです。
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