スマホが黒板になる日。新聞も注目した「未来の授業」がすごい!【新聞に掲載】

サイエンストレーナーの桑子研です。毎日が実験。

「スマホを授業中に使うなんて、一昔前なら考えられませんでしたよね?」

でも今、そのスマートフォンが、教室での「学び」を劇的に変えようとしています。黒板の前に立っていた先生が、あなたのすぐ隣に来て教えてくれる。そんな未来の授業が、もう始まっているとしたらワクワクしませんか?先日、まさにそんな「教育とテクノロジー」の融合について、共同通信の方から取材を受けました。内容は「kocri(コクリ)」というiPhoneアプリを使った授業についてです。

その記事が、先日(2015年10月5日付け)の東京新聞の社会面に掲載されたと、ご連絡をいただきました!

キャプチャ 『スマホで板書 復習も』

2015年10月5日付け社会24面

この記事で紹介されている「kocri」というアプリ、本当に便利なんです。これまでの授業では、先生は黒板やプロジェクターの前に立つ必要がありました。でも、このアプリを使えば、先生は手元のスマホやタブレットから、映したい資料をワイヤレスで黒板(スクリーン)に映し出せるようになります。

これが何を意味するかというと、先生は「黒板の前」という場所から解放されるのです。 教室の中を自由に歩き回り、生徒さん一人ひとりの手元を見ながら、「ここのグラフの変化、わかるかな?」と一緒にスクリーンを見ながら授業ができるようになります。まさに、見出しにある通り『スマホで板書』ができるわけです。

さらに、その日の板書データは生徒のスマホに送ることもできます。ノートを取りきれなかった部分も、あとからしっかり『復習も』できる。テクノロジーが、先生と生徒の「物理的な距離」も「学びの距離」も縮めてくれる、素晴らしい試みだと思いませんか?科学の実験では、細かい手元の操作や、一瞬の色の変化を全員で共有するのにも大活躍します。

このアプリは、特に教員のみなさんには心からおすすめしたいです。もし「どうやって使うんだろう?」と興味を持たれましたら、以前に詳しい使い方のマニュアルを書きましたので、こちらもあわせてご覧ください!

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