自己実現の欲求は0歳の子供も持っているもの?
子供(0歳)の動きを見ているのがとてもおもしろい。
毎日うちの中をかけずりまわっています。
ぼくからすれば、家の中は知り尽くしているのでつまらないのだけど、
彼からすれば、知らないことだらけなのかな。
一種の冒険なのかもしれません。
ソファーの下に入ったり、絨毯をめくったり。
成長がちょっとおそくて、横にころころと転がりながら、
家の中を動きまわっています。
そして最近はまっているのが、
ゴミ箱の足で踏んで押す部品を、何回も手で押すことです。
彼からすると、
Aという行動の結果、Bが起こる
という、自分の行動に対して世の中が変わることが面白いのかな。
実際には話さないので、何を考えているのか、想像するしかないのだけど、
見ているほうとしても、新しいことが少しずつ目に見えて、
できていくということはうれしいものです。
マズローが欲求の階層を提案して、
それまでの心理学とは違った尺度を示し、
人間の行動は複雑なものなのだということを示しました。
0歳の子供にも、自己実現の欲求あるのかもしれません。
もちろんお腹がへったときの欲求にはかなわないようです。
ぼくたち大人も、自分が成長を感じられるということが、
なかなか見えにくくなっていますが、
ちょっとしたときに感じられるとうれしいですよね。
生徒のやる気を引き出すときにも、単に知識を増やして、他者に勝るような人生の攻略法を教える
というのではなく、生徒が自分の成長を実感できるように、授業をプラニングこと。
大切だよなと思いました。