投稿者: 桑子 研

  • 安全第一!塩酸の簡単希釈術で実験準備をもっと効率化しよう!(濃塩酸1ビンを10%に希釈してポリタンクにイン)

    安全第一!塩酸の簡単希釈術で実験準備をもっと効率化しよう!(濃塩酸1ビンを10%に希釈してポリタンクにイン)

    ケン博士
    サイエンストレーナーの桑子研です。このサイトで科学を一緒に楽しみましょう。

    【実験に役立つ塩酸の希釈方法!安全&便利な作り置き術】

    実験室で欠かせない 塩酸。そのまま使うことは少なく、実験ごとに濃度を調整するのが一般的ですよね。でも、毎回濃度を調整するのは手間がかかります。そこで今回は、「10%塩酸の作り置き」をご紹介します!これを準備しておけば、次の実験で使うときも便利で安全です。

    塩酸の希釈方法:基本の手順

    材料はこれだけ!

    塩酸(37%、12mol/L):500mL(1瓶)

    :1600mL

    手順はこちら:

    1.まずは安全対策!

    ドラフト内で作業を行い、保護メガネを必ず着用してください。塩酸は扱いを間違えると危険なので、安全第一で進めましょう。

    2.水を先に入れる!

    希釈用のポリタンクに水1600mLを入れます。

    ポイント: 水を先に、塩酸を後に が鉄則です!塩酸を先に入れると、反応熱で飛び散るリスクがあるので注意。

    3.塩酸を慎重に加える

    水を入れたポリタンクに、少しずつ塩酸を加えます。混ぜるたびに反応熱が発生するので、慌てずゆっくりと作業してください。

    4.蓋をするタイミングに注意!

    塩酸を入れた直後に蓋を閉めると、膨張した空気が冷えて収縮し、蓋が開きにくくなることがあります。ここで活躍するのが サランラップ!一旦ラップで軽く覆って、熱が冷めた後に蓋を閉めるとスムーズです。

    作り置きのメリットと次のステップ

    この10%塩酸を作っておけば、濃度の微調整が簡単!たとえば、次の実験では3%の塩酸が必要でしたが、この作り置きからスムーズに準備することができました。

    実験効率アップのコツ:

    濃度調整用の基本溶液をあらかじめ作っておくと、日常的な作業がぐっとラクになります!

    まとめ

    塩酸を希釈する際の安全ポイントを押さえつつ、便利な作り置きを活用してみませんか?科学の世界は効率化と安全が鍵。少しの工夫で、実験の楽しさがさらに広がります!ぜひお試しください✨その他の薬品の希釈の方法については、次の記事にもまとめました。ご覧ください。

    塩酸・硫酸・アンモニア・塩化銅の希釈の方法(希釈の基本を押さえよう!~薬品の正しい使い方と授業準備~)

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  • 物理×漫画=面白い!『力学は野球』で学ぶ新しい物理の世界

    物理×漫画=面白い!『力学は野球』で学ぶ新しい物理の世界

    ケン博士
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    漫画で学ぶ物理の楽しさ!おすすめの一冊をご紹介

    みなさん、物理がテーマの漫画って読んだことありますか?最近では、物理に関係した漫画がたくさん出版されていますよね。ただ、漫画ってそのバランスがなかなか難しいもの。ストーリー重視だと学びが浅くなったり、逆に学びに寄りすぎると面白さが薄れてしまったり…。制作側も試行錯誤があるんだろうなと感じます。さらに、絵柄がいわゆる「萌え系」になりすぎて、手に取りづらい作品も多かったりしますよね。

    でも、そんな中で「これだ!」という、漫画と学問のバランスが絶妙な一冊を見つけました。その名も、『マンガ 物理に強くなる―力学は野球』

    マンガ 物理に強くなる―力学は野球よりやさしい (ブルーバックス)

    この本のスゴイところ

    まず注目すべきは、原作者と漫画家が分かれている点です。物理の専門知識を持つ原作者がしっかり監修しているので、漫画の表現と物理学の本質のズレがほとんどありません。これ、大事なポイントですよね!また、主人公が女の子というのもポイント。女子校で理系を目指している生徒にとっては、共感しやすい設定なんです。

    ストーリーも学園ものとしてしっかり練られているので、漫画としても純粋に楽しめます。読み進めているうちに、物理が自然と身についちゃうという仕掛け。これは面白いですよね!

    生徒の心に響く一コマ

    私自身、授業で「物理ってこんなに面白いんだよ!」と熱く語ることがあるんですが、正直、この漫画の主人公の一言やワンシーンの方が生徒の心に刺さることも多いです(笑)。特に心に残ったのが、主人公のこんなセリフ:

    「大学受験のために嫌いな科目をバカ暗記する。(中略)目の前しか見ていない。目の前だけを見てるんじゃなくてもっと先まで見ることができれば面白いんじゃないか。本当に先のことを考えるなら今を楽しんでいないとダメってことかな」(P221)

    この言葉にはハッとさせられました。受験勉強を「やらされていること」から「自分で楽しむこと」に変える姿勢って、本当に大切ですよね。そして、それを教える私たち教師も、受験のその先を見据えた指導が必要なんだなと改めて思いました。

    物理の楽しさを感じたいあなたへ

    物理にちょっと苦手意識がある人も、この漫画ならきっと楽しみながら学べます。物理って意外と面白い!そんな発見を、ぜひ体験してみてください。『マンガ 物理に強くなる―力学は野球』、おすすめの一冊です!

    気になった方はぜひ手に取ってみてくださいね。

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  • 世界一硬い殻も突破!マカデミアナッツ割り器でモーメントを学ぼう!

    世界一硬い殻も突破!マカデミアナッツ割り器でモーメントを学ぼう!

    ケン博士
    サイエンストレーナーの桑子研です。このサイトで科学を一緒に楽しみましょう。

    みなさん、日常生活で力のモーメントや仕事の原理について感じる瞬間ってありますか? 私は身近な道具にどんな物理の原理が隠れているのかを探すのが大好きで、今回はその中でもとっておきの体験を紹介します!先日、輸入食品を扱うお店で、こんな面白い機械を発見しました。

    「くるみ割り器」ならぬ「マカデミアナッツ割り器」

    ば〜〜ん!!マカデミアナッツの硬い殻、あれを割る専用の機械です。

    くるみわりき

    普通のくるみ割り人形じゃ太刀打ちできない、世界一硬い殻を誇るマカデミアナッツ専用の道具なんです。「これは!」と思い、さっそく購入。ナッツも忘れずに一緒に買いました。

    マカデミアナッツに挑戦!

    マカデミア

    まずは腕の長さ(レバーの長さ)を測ってみました。結果は… 5cm

    20111004084531

    試しに金槌で割ってみようとしましたが、これが大変!バシッ!バシッ!とナッツがあっちこっちに飛んでいき、危険なだけで全然割れません…。そこで、この「マカデミアナッツ割り器」の出番です!ハンドルをくるくる回していくと、少し力がいりますが…ついに!

    みしみしっ…!

    殻が割れる音とともに、中のナッツが顔を出しました!達成感もひとしおです。

    授業で使えそう!

    これは面白い!物理学の授業でぜひ使ってみたいと思いました。力のモーメントがどのように働くのか、まさにこの道具を使えば実感できそうです。他にも、以前見つけたオシャレなランプも物理の授業にぴったりでしたが、こういった「生活の中の物理」を生徒たちに伝えるのは本当に楽しいです。彼らの興味を引き出す道具になるといいなとワクワクしています。

    みなさんも、身の回りに面白い道具や仕組みはありませんか?ぜひ「これ面白い!」というものがあったら教えてください!コメントでお待ちしています😊科学の楽しさを、これからも一緒に見つけていきましょう!

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  • マイクロスケールでエコ&明快!金属の溶けやすさ・イオン化傾向の順を調べる実験

    マイクロスケールでエコ&明快!金属の溶けやすさ・イオン化傾向の順を調べる実験

    桑子研
    サイエンストレーナーの桑子研です。毎日が実験。

    今日は「金属のイオンへのなりやすさ」について、マイクロスケールで実施できるエコな実験をご紹介します。授業で扱うにも最適なこの実験、ポイントは「省試薬・高観察性・安全性」。中学生にもわかりやすく、しかも準備が少なくて済むのが嬉しいところ。化学が好きな生徒も、「ちょっと苦手かも…」という生徒も、一緒に楽しめる実験です。

    「金属が水溶液中でイオンになる」と聞くとピンとこない生徒も多いですが、実際に色の変化や沈殿などの現象を見ることで理解が深まります。さらに、マイクロプレートやプチボトルを使うことで廃液を減らし、実験の環境負荷も最小限に。今回はその準備から観察、考察まで、授業での活用を前提にご紹介します。

    ■ 用意するもの

    道具・試薬 説明

    銅板、亜鉛板、マグネシウム板 比較に使用する3種類の金属

    3%硫酸銅水溶液 銅イオン(青色)

    3%硫酸亜鉛水溶液 亜鉛イオン

    3%硫酸マグネシウム水溶液 マグネシウムイオン

    💡 おすすめアイテム:
    ナリカ製のプチボトル(こちら)は1滴ずつコントロールしやすく、100円ショップのものとは使用感が全く違います。

    #ナリカ #プチボトル
    https://www.rika.com/product/detailed/S75-1140-02

    マイクロプレート 少量で反応を観察

    ピンセット、保護メガネ 安全対策も忘れずに!

    ■ 試薬の準備(3%溶液の作り方)

    試薬の調整については次のとおりです。

    3%硫酸銅水溶液の作り方:硫酸銅(Ⅱ)5水和物(CuSO4・5H20)4.9g+水100gを融解させる

    3%硫酸亜鉛水溶液の作り方:硫酸亜鉛七水和物(ZnS04・7H20)5.6g+水100gを融解させる。

    3%硫酸マグネシウム水溶液の作り方:硫酸マグネシウム七水和物(MgSO4・7H20)6.5g+水100gを融解させる。

    上の方法でおよそ100gの水溶液ができました。これをプチボトル(10mL)に入れていくと、10本+1本くらいができるので、10班ある場合にはちょうどよい量ができます。

    ■ 実験の手順

    1. 金属板の準備
    各金属板を軽くやすりがけして、表面に光沢を出しておく。表面の酸化物を取り除くことで、反応が起こりやすくなります。

    2. マイクロプレートに金属を配置
    プレートの各セルに金属片を置きます。

    3. 各水溶液を滴下する
    プチボトルでそれぞれの金属に対して水溶液を6滴程度ずつ滴下。

    4. 反応を観察
    色の変化、沈殿、金属表面の様子に注目。必要に応じて記録を取りましょう。

    ■ 実験結果と観察例

    実際に実験をしてみた結果がこちらです。

    こちらがセルの様子です。4番目、7番目、8番目のセルで反応が見られました(左下3つのセル)。

    拡大すると、

    反応後の金属を取り出してみました。硫酸銅とマグネシウム板の様子です。

    左が反応前、右が反応後

    硫酸銅と亜鉛版の様子

    左が反応前、右が反応後

    銅については変化がありませんでした。

    黒ずんでいたり、赤っぽくなっていたりと不思議ですね。こちらは反応後のマグネシウムチップ亜鉛チップの様子です。亜鉛の赤いものが付着、マグネシウムチップが少し薄くなっています。

    こちらが拡大図です。

    右が何もしていないマグネシウムチップ、左が硫酸銅を入れたあとのマグネシウムチップです。

    組み合わせ 観察された変化
    硫酸銅 × マグネシウム 金属表面が黒くなる、沈殿出現
    硫酸銅 × 亜鉛 金属表面に赤っぽい付着物
    硫酸銅 × 銅 変化なし

    ■ 考察:金属のイオンになりやすさ(イオン化傾向)

    これらの反応結果から、電子を放出してイオンになりやすい金属の順序(=イオン化傾向)が導けます。

    マグネシウム > 亜鉛 > 銅

    マグネシウムは最も積極的に反応し、銅は逆に何も変化がありません。これは、マグネシウムが電子を放出しやすく、イオン化しやすいことを示しています。

    ■ まとめと授業活用ポイント

    • 省スペース・低コスト・安全の三拍子揃ったマイクロスケール実験。

    • 観察から考察までの流れがスムーズに進み、グループワークや発展課題にも展開可能。

    • 廃液も最小限なので、後片付けが簡単で授業時間にも優しい!

    イオン化傾向の理解は、電池や金属の腐食の単元にもつながる重要な基礎です。ぜひこの実験を授業に取り入れて、化学の面白さを一緒に探究していきましょう!

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  • 色々な水溶液に電流が流れるかどうかを確かめる実験・身近な物質で試す電導性実験(中3理科 水溶液とイオン)

    色々な水溶液に電流が流れるかどうかを確かめる実験・身近な物質で試す電導性実験(中3理科 水溶液とイオン)

    桑子研
    サイエンストレーナーの桑子研です。毎日が実験。

    理科の授業で「電流が流れる・流れない」という話をすると、多くの生徒がまず思い浮かべるのは「金属」かもしれません。でも、金属だけでなく、水に溶けた物質(=水溶液)も電気を通す場合があることを体験を通して実感できるのが、この実験の魅力です。

    今回紹介するのは、「水溶液に電流が流れるかどうか」を確かめる実験。使用するのは食塩や砂糖、エタノールなど、生徒にとって身近な物質ばかり。「えっ、砂糖って電気を通すの?」といった疑問が自然にわき起こる、探究心をくすぐるアクティビティです。

    準備にかかる時間はおよそ40分。あらかじめ機材をセットしておけば、授業時間内でしっかり実施できます。

    実験で使った物質たち

    今回使用したのはこちらの水溶液および固体です。

    1.精製水 (H₂O)

    2.食塩水 (NaCl aq)

    3.砂糖水 (ショ糖水溶液 C₁₂H₂₂O₁₁aq)

    4.塩酸 (HCl aq)

    5.エタノール (C₂H₆O aq)

    6.水酸化ナトリウム水溶液 (NaOH aq)

    7.固体の食塩 (NaCl)

    8.固体の砂糖 (C₁₂H₂₂O₁₁)

    この中で「電流が流れるもの」と「流れないもの」をチェックしていきます。果たしてどんな結果が出るのでしょうか?

    用意した時はこんな感じです。8班編成で1〜4までと5〜8までの溶液で分けて、それぞれ4個ずつ同じのものを作っておき、後でばっと取り替える感じです。

    1〜4の溶液
    5〜8の溶液

    ラベルは黄色ビニテに油性マジックで書きました。

    ラップをつけておくと長めに保存できます。

    なお食塩水と塩酸は毎回クラスが終わったら取り替える必要があるので400mLずつ作りました。理由としては変色が見られるためです。

    実験の進め方

    生徒たちはセルプレートを使って、それぞれの水溶液を小分けにし、ステンレス製の電極を入れて電圧をかけ、電流が流れるかどうかを調べました。電圧は5Vに設定してあり、使用した電流計はアナログ式。微妙な変化も見逃さず確認できます。

    回路はこんな感じです。

    実験が終わるたびに蒸留水で濯ぐこともお忘れなく。また、固体の食塩と砂糖に関しては、電極を突っ込んで電流を測定します。

    塩酸で見られる面白い現象

    塩酸(HCl aq)での実験結果から。ビーカーに塩酸を入れ、電流を流すとどうなるか…観察してみると、1.13Aの電流が流れました。かなり大きな電流です!さらに、片方の電極から泡がたくさん出てきました。この泡は電気分解の産物で、見ていてとても面白い現象です。

    塩酸に電極を長時間入れていると塩素が発生し、水に溶けて独特の塩素臭が漂ってきます。また、塩素水ができ、溶液の色が変化するのも確認できました。

    なお観察後は電極を出すという必要があります。というのも、塩酸の場合は塩素が発生して水に溶け出し塩素臭がします。また塩素水となり色が変化します。また食塩水の場合はステンレス電極が溶け出して、水溶液の色が変化してしまいます。こちらが塩酸、黄色や緑色になります。

    実験前と実験後

    食塩水ではどうなる?

    食塩水(NaCl aq)でも同様に電流を流してみると、ステンレス電極が溶け出し、こちらも溶液の色が変わってきました。長く電流を流していると、食塩水の中にオレンジ色の沈殿物が現れるのも興味深いところ。

    実験前と実験後

    電気分解後の食塩水。オレンジ色の沈殿物ができます。

    長く時間を流しておくとこのようにはっきりと色が出てきます。左が塩酸、右が食塩水。

    なぜこのようなことが起こってしまうのか?詳しくはこちらをご覧ください。

    塩酸と食塩水の電気分解後に溶液の色が変わる理由(水溶液とステンレス電極の化学反応)

    ポイントは、

    • 塩酸の場合
    → 陽極で塩素が発生し、塩素が水に溶けて黄緑色に変化します。 塩素のにおいがすることもあるので、換気に注意。 ※反応の詳細はこちら

    • 食塩水(塩化ナトリウム水溶液)の場合
    → ステンレス電極が反応し、陽極から水酸化鉄(Ⅲ)が出て茶色~黄色っぽく濁る現象が起こることがあります。つまり、これは水溶液自体の反応というより、電極の材質による変化です。
    詳しい説明はこちら やこちら

    という反応が起こるためです。

    電流が流れたのはどの水溶液?

    さて、最終的にどの水溶液が電流を通すのかを表にまとめてみました。実験結果はこうです!

    •精製水…流れにくい

    •食塩水…流れる

    •砂糖水…流れにくい

    •塩酸…流れる

    •エタノール…流れにくい

    •水酸化ナトリウム水溶液…流れる

    •固体の食塩…流れない

    •固体の砂糖…流れない

    この結果を見ると、食塩水や塩酸、水酸化ナトリウム水溶液が電流を流すことがわかりました。対して、精製水や砂糖水、エタノールは流れにくく、固体の食塩や砂糖は電流を全く通さないことが確認できました。あるものでは流れない・流れると、それぞれ生徒が判断する場合があります。そんな時は、量の問題があるので、全体でデータを共有すると、検討がしやすくなるかなと思います。その際に利用したのがこちらのスプレットシートです

    コピーして利用してみてください。こちらはその一例ですが、

    表にまとめると精製水は流れにくい、砂糖水も流れにくい、エタノールも流れにくい、食塩・砂糖は流れないことがわかります。対して、食塩水・塩酸・水酸化ナトリウムが流れるということがわかりますね。

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