子供にもどった気持ちで静電気実験!風船・雑巾にはりつく物体

ケン博士
サイエンストレーナーの桑子研です。このサイトで科学を一緒に楽しみましょう。 

空き缶を静電気で引きつける実験を前回紹介しました。今回は髪の毛を逆立てる等で、みなさんがかならず一度はやったことがあるであろう静電気の実験を発泡スチロールで行ってみます。こすった雑巾を発泡スチロールに近づけると、風船にはりつきます。発泡スチロールは金属ではないので、これは空き缶が引きつけ合うのとは違う現象です。

ちなみにこすった雑巾を近づけても、発泡スチロールは張り付いてきます。

不思議ですよね。これは誘電分極という現象と関係しています。誘電分極とは「電場によって微視的な電気双極子が整列することで引き起こされる。」とwikiには書かれています。モデル図で示すと、

このように風船の静電気の影響を受ける前の発泡スチロールは電気双極子がバラバラになっていますが、雑巾が近づくと、それらがそろいひきつけ合います。風船の場合は、このような感じですね。

発泡スチロールですが、このまましばらくすると、落ちてしまうこともよくあります。その場合は、静電気が空気に逃げる場合もありますが、発泡スチロールに一部電気が移動して、反発して落ちる場合もあります。いろいろご自宅でも試してみてください。

静電気については、こちらにもまとめました。もしよろしければ御覧ください。

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桑子 研(くわこけん)
 1981年群馬県生まれ。サイエンストレーナーとして全国で実験教室やICT活用講演会を開いている。著書は『大人のための高校物理復習帳』(講談社)、『きめる!物理基礎』(学研)など10冊。