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スケールまるわかり!太陽をバランスボールとしたら地球のサイズは?

今年度のはじめ、地学をどうしてもやってみたいという部員が集まり、
数年ぶりに地学部という部活が復活し、文化祭で展示発表を行いました。

なかでも好評だったのが惑星のスケールがまるわかりの展示物でした。
太陽をバランスボールにみたてて、その他の惑星のサイズを考えていくという展示です。

このようにすると、実は地球はビーズほどのサイズしかありません。
クイズに答えた参加者はこれには非常に驚いていたようです。

もとネタは、ぼくが夏に行ってきた長野講演のさいに、
ある先生から教えていただいたものでした。

このアイデアを生徒に伝えると、自分たちの工夫をほどこしはじめます。

生徒自信がバランスボールを用意して、
惑星の大きさを調べたり、特徴をまとめてポスターにして、

どうやれば参加者が楽しく参加をしてくれるのかというクイズ形式の展示物へと完成させました。

数字の上では惑星のスケールについては、いろいろな展示の工夫があると思いますが、
ぜひみなさんもやってみてください!
わかってはいても、やってみると実感できてとっても面白かったです。

PS

地学部は数年前まで活動をしていたのですが、内部で分裂が起こり、
うまく機能せずに、自然解散をしていました。

このとき、ぼくは部員の間に入って、いろいろとお話をしたのですが、
生徒自信が地学への興味とは別のところに心がいっていたので、
どうしようもありませんでした。

生徒がやる気がないのなら、生徒の部活ですから解散という道しかありません。

このような過去があったので、今年度、生徒が再結成を申し出てきた時、
本当にやる気があるのか、自分たちで考えて実行することができるのか、
何回か確認をしたのです。

昔、こういうことがあったということをよく話して、

「気持ちがないと続かないよ。」
「本当にできるの?」

などなど、嫌味も言いつつ、それでもやりたい!という強い意思表示をしてきたので、
今年度からまた再活動をすることになったのです。
(もともとぼくは理科の総合的な科目の、地学に関心があったので、復活はとてもうれしかったです(^^))

そして今回の文化祭では地学部の展示も再開されました。

手作りプラネタリウム、地震の展示、雲の映像作品などなど、
地学部員はいろいろなものを作り上げました。

ぼくが思っていたものとは違ったので、
「これはこうしたほうがいいのでは?」
と伝えると、
「いや、これでいいんです」
なんて言ってきて、アイデアのぶつけあいができたのが、
うれしかった。

実際に生徒が考えたほうがよかったのです。

ぼくが生徒の制作物をみるたびに、いろいろ他のアイデアを思いつき、
こうしたら、あれもやってみようよ!などと矢継ぎ早にいうので、
迷惑をかけていたかもしれません汗

ぼくがだしたアイデアにも、常にプラス1があったので、
独自の展示となりました。

結果として、自分たちの文化祭を「自分たち」で作り上げ、
ぼくが手をだしたということはありませんでした。

地震についての掲示物については、子供でもわかりやすいように
会話形式にして作ったり、児童目線の展示の工夫には驚かされました。

やはり人間には無限の力があって、
その力を発揮できる場所が用意されるかどうか、
教員がサポート役に周り、邪魔をしないかどうか、
そんなことが大切なんだと思った文化祭でした。

もうぼくがいなくてもまわって行く部活になったので、
今後何をやっていくのか、たのしみです(^^)

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