熱分解と絵本「しろくまちゃんのホットケーキ」

炭酸水素ナトリウムの熱分解について授業で説明をしていました。これは実験室で実験を行うのですが、炭酸水素ナトリウムが身近にあるということを知らせるために、ホットケーキに入っているふくらすための重そうの役割について話をしていたところ、

家にあった「しろくまちゃんのホットケーキ」のイラストにその様子が描かれていたので、写真でとってきました。

有名な絵本なのか、生徒の多くも知っているようで、写真を見せた瞬間に反応をしていました。この絵本のホットケーキを創っているページに、ホットケーキの生地の表面がブツブツとしてくる様子が描かれています。これが熱分解されて発生した二酸化炭素です。上の湯気が水かもしれません。

そんな話をしていたところ、生徒から「夢が無い」というようなつぶやきが聞こえてきました。正確に描かれているから、夢が無いということには当たらないと思うのですが、そんなことを言えば、また嫌われるにきまっているので、だまってその場をやりすごしました。

身近にあるいろいろなものを実際に見せながら授業を行っていきたいですよね。女の子に絵本がうけることがわかったので、教材の幅が広がりました。みなさんはどんなものを使っていますか?

PS
家にあった重そうも見せました。生徒も重そうで汚れが落ちるということは、よく知っているようでした。

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プロフィール

桑子 研
桑子 研(くわこけん) 1981年群馬県生まれ。サイエンストレーナーとして全国で実験教室やICT活用講演会を開いている。著書は『大人のための高校物理復習帳』(講談社)、『きめる!物理基礎』(学研)など10冊。