電磁誘導が見えた!電気ブランコとイージーセンスのコンボ

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今回は演示実験で役立つイージーセンスの使い方についてご紹介します。

イージーセンスについては、こちらをどうぞ。

みなさんは電気ブランコによる電磁誘導を見せていますか?コイルのところに磁石をおき、スイッチをいれてコイルに電流を流すと、コイルが動きます。

この逆で、コイルを検流計につないで、コイルの中を貫く磁界を変化させると、コイルには電流が流れて検流計の針が動きます。こちらの動画を御覧ください。

今まではこのように、検流計をつかった演示実験をしていたのですが、なんとなく小さな実験で見栄えが悪く、実際に電流が流れているのですが、検流計の針がぴょこぴょこと動く様子を生徒にみせても、あまり感動をしません。

そこで活躍するのがイージーセンスです。イージーセンスを検流計のかわりにつなぎます。使うのは電流センサではなく、電圧センサです。電流センサを使ってみると、電流が流れるのが記録されるのですが、ジュール熱となり、すぐにブランコの運動エネルギーが消費されてとまってしまいます。

電圧センサを使いましょう。こちらの動画を御覧ください。電圧と時間の記録がV-tグラフとなり残っていくので、電圧の発生している様子と、その向きがころころと変わるのがよくわかります。

パソコンをプロジェクタなどに投影しながら見せれば効果バツグンですね。

この方法を知ってからは、この演示実験をしていたのですが、幸運にも来日していたイージーセンスを製造販売しているイギリスのデータハーベストの社長WHITELYさんとお話をする機会があり、そこで話をしていたら、レンジが0.2Vなのでプラスマイナス1Vの電圧センサを使ったほうが良いというアドバイスを受けました。

そんなレンジのものがあることを知らなかったので驚きましたが、実際にやってみるとプラスマイナス1Vのものは、0Vの補正もよく、よりなめらかな演示をすることができました。そしてこのプラスマイナス1Vのレンジの電圧センサをなんとWHITELYさんからいただいたのです!もう感動。いろいろとイージーセンスについて面白い、役立つ情報も得たので、今後連載をしていこうと思います。お楽しみに(^^)

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プロフィール

桑子 研
桑子 研(くわこけん) 1981年群馬県生まれ。共立女子中学高等学校の理科教諭を務めるかたわら、サイエンストレーナーとして全国で実験教室やICT活用講演会を開いている。著書は『大人のための高校物理復習帳』(講談社)、『きめる!物理基礎』(学研)など科学啓蒙書・参考書・絵本など10冊。東京書籍の教科書編集委員・ナリカサイエンスアカデミー公認講師。

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幼児から高校生までの科学実験教室をひらいています。また教師のための実験×ICT講座を全国で行っています。