馬車→車。車→自動運転。学校→??

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インターネットの次にくるものって何?

最近ふと出会って読み始めたのが『〈インターネット〉の次に来るもの』(NHK出版)という本です。たまたま本屋の中に入ったときに、置かれていた本です。黄色の表紙が目立ちますね。

時代遅れでバカにされたと思ったかもしれませんが、ぼくが大学に入った2000年にインターネットを使っているまわりの大学生は半分もいなかったと思います。図書館にあるインターネットに繋がっているPCで、見知らぬ人とチャットをしたり、掲示板に書き込みをしたりしたとき、あの世界に飛び出したような自由になった感覚は、ぼくの脳みそにくっきりと跡をつけました。

その後、電話回線を取得し、テレホーダイという電話回線を利用したインターネットで、夜な夜なインターネットの世界に出かけていきました。その後HTMLを打ち込んで、あるギャグマンガについてのファンサイトを運営していました。

その時はまだまだパソコンを使ってインターネットを使う状況で、当時は今のようにスマートフォンを持ち歩いてインターネット経由で買い物をしたり、ビデオ電話で友人と話しをしたりするなんて、想像もしていませんでした。

先日の授業で中学2年生にタブレットを渡したら、ローマ字入力ではなく、フリック入力をしたいという要望がでて驚いてしまいました。17年間でここまで変わるとは思っていませんでした。

話しは戻りますが、この本は現在わかっているファクター(人口増加の予測モデルや高齢化、情報通信技術の発達等)を念頭に、主に未来の流れとなりそうな「潮流」から考えた、人工知能・仮想現実・モノのインターネット化(IoT)がどう社会に浸透していきそうか書かれています。少し冗長的な記述も多く、読みにくいところがあるかもしれませんが、飛ばし読みでもかまいませんので、つまみながら読んでみてほしいと思います。たくさんの発見があります。

これからの時代を生きる生徒には何が必要なのだろうか?ということを自然と考えてしまいます。

この本を読んだときに、国際バカロレア校に見学にいったときのことを思い出しました。生徒一人ひとりがグラフ電卓を机の上に出しており、数学の授業だったと思いましたが、使いこなしていました。また理科の実験では、一人ひとりがセンサー機器を使って実験をしていました。

その様子をみたときに、ぼくも今までの実験にプラスアルファをしたものをやっていかなければいけない!と思い、その後からタブレットを使った実験や、イージーセンスを使った実験の開発、そして他の教師へと紹介する講座をはじめました(ナリカサイエンスアカデミーなど)。

学校の中にいると、次の時代に備えた学びについて語り合ったり、考えたりする機会が多くなってきますが、テクノロジーの進化による社会の変化に対応するか?ということまではなかんか考えが及びません。

そういうときに、この本を読んでおくと主にテクノロジーの面で、何がどういうふうに変わっていくのか?ということを考える一つのきっかけになります。もしよかったら読んでみてくださいね(^^)

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プロフィール

桑子 研
桑子 研(くわこけん) 1981年群馬県生まれ。共立女子中学高等学校の理科教諭を務めるかたわら、サイエンストレーナーとして全国で実験教室やICT活用講演会を開いている。著書は『大人のための高校物理復習帳』(講談社)、『きめる!物理基礎』(学研)など科学啓蒙書・参考書・絵本など10冊。東京書籍の教科書編集委員・ナリカサイエンスアカデミー公認講師。

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幼児から高校生までの科学実験教室をひらいています。また教師のための実験×ICT講座を全国で行っています。