2つの夢の1つが叶った!今年度もよろしくお願いします

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ぼくは教職についたときから、2つの夢がありました。それが次の2つです。

① 故郷のために理科教育で貢献をしたい。
② 卒業生を大学院の恩師のもとに届けたい。

その1つが今日叶いました!

教員11年目にして、②がかないました。教え子からメールが届いたのです。

私は東京学芸大学から筑波大学大学院の環境科学研究科(現在は名称が変更になりました)に進学をして、気象物理学を学びました。そのときの恩師、植田宏昭先生に、研究の面からもその生き方の面からも参考になったというか、助けられたという思いがあります。

道に迷ったときにそっと声をかけてくれたり、また自らも挑戦をする姿を見せてくれる先生で、常に新しいことに取り組んでいました。その分失敗も良くしていたように思いますが、失敗をすることの大切さも学ばせてもらいました。

そんな幸福な大学院の時代をすごせたので、目の前の教え子にもぜひいつかは先生の研究室に送り込みたいという思いがありました。

でも、そんな超個人的な思いで、生徒の人生に関わることはできなかったので、毎回新学期のはじめ、クラス全体にする話の中で、ちょっと大学院時代について語る程度でした。そんな超ゆるーい押し方で、だったのですが、パチンコ玉がいろいろなピンにあたるように、何人かが筑波にいき、何人かが研究室の直前まではいくのですが、最後の最後に別の進路をとるということが続いていきました。

そしてとうとう、11年かかって卒業生からメールで連絡が入ったのです。

もう、うれしかった!

その生徒は学部生から入ったのですが、大学院も今のところ植田先生のもとで学びたいそうです。

嬉しい気持ちが湧き上がってきた直後、少しさみしい気持ちになりました。

ぼくもあの時のことを思い出して、また戻って学び直したいと思ったからです。ちょっとした嫉妬かもしれません。

学生のころって、お金が無くて時間が膨大にあって、持て余していましたが、大学院のときはお金がないのに、とにかく研究室に入り浸って研究をしていれば楽しかった。強烈な思い出です。今は楽しいときも、あのときの楽しさとはまた違っているなという感じです。

今後の目標としては、もう一つの夢にも、何か光を見つけたいところです。進研ゼミの・ようなものを作って、提供をしたいなとか、地元で実験教室を開きたいなとか、色々考えています。

今年度もついにスタートしました。今日は女子校フェスタで生徒と科学実験教室をやります。やりたいこと、やらなければいけないこと、どっちらにも向かい合ってこうと思っています。

エレカシも何周年目みたいで最近テレビによくでていますが、この歌が好きです。

プロフィール

桑子 研
桑子 研(くわこけん) 1981年群馬県生まれ。共立女子中学高等学校の理科教諭を務めるかたわら、サイエンストレーナーとして全国で実験教室やICT活用講演会を開いている。著書は『大人のための高校物理復習帳』(講談社)、『きめる!物理基礎』(学研)など科学啓蒙書・参考書・絵本など10冊。東京書籍の教科書編集委員・ナリカサイエンスアカデミー公認講師。

全国で科学教室を実施中!

幼児から高校生までの科学実験教室をひらいています。また教師のための実験×ICT講座を全国で行っています。