iPhoneは下取りに出さないが吉!グーグルもスマホで科学実験に乗り出す

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タブレットを使った授業をやりたい!
そんなことを思ったことはありませんか?

ぼくはというとタブレットを使って、どんな実験ができるのか、
わくわくしていました。とにあく研究をしてみたい!と思っていました。

そんな中、とうとう今年から生徒用のタブレットを11台導入することができたので、さっそく実験に活用しはじめました。

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これはビールの泡の減り方と半減期を調べる実験です
ノンアルコールビールを使用しています(一応)

タブレットやスマホにはたくさんのセンサーが入っていて、
高いかなと思うかもしれませんが、実は
非常に安価な実験機器となります。

例えばandroidには、「サイエンスジャーナル」というアプリがあり、
加速度センサーの値や、音源として使用をするなどの実験で使うための
アプリがグーグルからでています。

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Androidをお持ちの方はぜひ入れてみてください!

まさかグーグルまで、入ってくるとは!すごいです。

そんなわけで、こういったものを入れれば、スマホが小型の実験道具になるというわけです。

でも、タブレットなんて学校で買えるわけもないし、、、環境が違うんだよ。。。

なんて思っている先生方もいるかもしれません。
生徒分のタブレットをそろえている私学はかなり増えてきていますし、

公立もいろいろな事例をきいています。

そんな中でのタブレットの導入ということについては、
本校がそこまで進んでいるというわけでは無い!という状況ですが、
それでも、やはり環境として無い学校も多いかと思います。

でも、実はぼくは学校で生徒用のタブレットを用意する前から、
タブレットやスマホをつかった生徒実験をやっていました

今日は環境に泣くのではなく、どうにかする!という視点で、

できることをできるところから、という方法をご紹介したいと思います。

ーーー

私は5年ほど前?にiPadの第一世代を自腹で買ったときに、その「使えなさ」に驚きつつも、
中にはいっているセンサー類に興味を持ち始めました。

(当時は非常に動きがもっさりとしており、アプリも少なかったのです。)「

そこで、タブレットを実験で主に使いはじめて、また自腹で買ったiPhoneも
導入して、実験の開発もすすめました。まさに公私混同。

そこで思ったのが、いらなくなったiPhoneは下取りに出さずに集めてみよう!ということでした。
班の数でもいいから、とにかく集めてみようと思って自分が乗り換えたiPadやiPhone、

奥さんのものなど、下取りに出さずに、集めていきました。
またときには友達のスマホを譲り受けたりとしながら、
合計5台のスマホとタブレットが揃いました。

そしてiPhoneにたとえば「トーンジェネレター」という音を出すアプリをいれたところ、
2台をならべてうなりの観察が楽に行えるようになったのです。

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またこちらの写真はトーンジェネレーターで出た音を、iPhoneの振動数測定アプリで計測したときの
様子で、469Hzをだすと(左上)、468Hzという振動数である(右下)ということを測定しています。

なかなかの性能ですよね。

これらが何につかえるのか!と思うかもしれませんが、大活躍するのです!それらをナリカサイエンスアカデミーではご紹介をしているというわけです。

これらの使い方は無限大です。いろいろな実験や用途で使えます。ぼくが知らない使い方もたくさんあります。ぜひ皆さん教えてください(^^)

またスマホやiPhoneが足りなかったときには、
裏技として「生徒のスマホを使う」という方法もとっていました。

事前に実験室の中だけで使用をしてもいいように、特別に許可をとり、
生徒にアプリをいれてきてもらい、スマホの足りない分を補ったりしていました。

このように環境は自分で作り出せばいい!ので、教員の工夫で明日から取り入れることができるのですね。

必ずしも許してもらえるというわけではないにせよ、枠を取り払えばいろいろな方法で
明日から取り入れられると思います。

波動分野でとくに活躍のスマホやタブレット。ぜひみなさんも活用してみてください(^^)

教員目線でのICT活用方などをセミナーなどでお伝えしています。
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