あなたの言葉は本当に届く?コピーライターのコミュニケーション講座


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 時間や空間が相対的なものである、という相対性理論の発見のように、思考の枠を抜け出すことは科学の飛躍にとって、大きな発見につながります。今日は科学のネタとは直接は関係ないのですが、学校で行っている取組についてご紹介します。

※ このコピーライター講座が朝日の「dot.」に掲載されました!2016-02-08

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 本校では毎年「特別教養講座」というものを実施しています。さまざまな外部の方と協力をした講座を開いてきました。例えば、昨年は素粒子物理学者の多田将先生をお招きした講座を行いました。

スクリーンショット 2015-03-08 7.55.02物理学者が暗記パンの非効率さについて語る!多田将先生とドラえもん
暗記パンを欲しいと思ったことはありませんか? 3月7日、多田将先生と語る『ドラえもんの道具は実現可能か?』の第3回目、最終回...

 その講座ですが、今回はコピーライターの長谷川哲士さんを呼んで、1月30日で特別授業を行いました。

長谷川哲士さんの紹介>

 1984年生まれのコピーライター。リクルートに入社しフリーを経て面白法人カヤックコピー部へ。2015年の頭に12月31日でカヤックを退職し、株式会社コピーライターを設立。

 長谷川さんと知り合ったのは、ぼくが授業で使っているiPhoneアプリ「kocri(コクリ)」を使った模擬授業を丸の内で行ったのがきっかけでした。実はこのアプリの名づけ親が長谷川さんだったのですね。会場に長谷川さんがきていました。

12278888_528457767318524_5437944465075877244_n現場からお届けします!Kocriを使った理科の授業@丸の内の様子
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スクリーンショット 2015-12-28 9.23.42丸の内で模擬授業「Kocri」って何?
先日ハイブリッド黒板iPhoneアプリのKocriを使って、丸の内で公開授業を行いました。 その際にKocriを使って演示をした様子を動画で...

 こうして知り合ったのも何かの縁!というわけで、ぜひうちで授業をやっていただけないか?と講師に誘ってみたところ、快く了承をしていただきました。そんなわけで、学校でのコピーライターの授業がはじまりました。

行ったのは、2つのワークで、「本校のコピー」を作ってもらうワークと、「大学入学時に入りたいサークルを創る!」というワークです。

まずは長谷川先生から、コピーとはどういったものかということを説明していただきました。そして「本校のコピー」を作ってもらうワークと、「大学入学時に入りたいサークルを創る!」というワークを行いました。

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 まずは頭を柔らかくするために、4人で1グループとなり、「本校の良いところ」について考えます。はじめは、なかなか意見が出せなかった生徒もいましたが、「親しみやすい先生が多い」「校舎が明るい」「トイレがきれい!」「皇居から近い」「便利な立地」「女子しかいない」「人数が多くて楽しい」など、さまざまな意見がだされました。

これらの意見をもとにして、コピーを作っていきます。教員では気付けなかった生徒が思う本校の良さを表現したコピーが出来上がりました(この件に関しては、後日朝日新聞が取り上げるということでしたので、そちらでにご紹介できると思います)。

例えば次のようなものが出来上がりました。

・日本の中心地でおくるA5ランクの学校生活

女子から女性

130年の歴史を紡ぐ気はあるか

それにたいして、長谷川さんはこうしたらよくなるというアドバイスをどんどんしていきました。そして長谷川さんが考えてきた、コピーがこちら。

女子高生が古本屋にいた。娘だった。

 お〜〜。生徒がみなため息をついていました。神保町は古本屋の街。すごい名コピーです。

次のワークは、大学に入ったあとに、既存のサークルに入るのではなく、新しいサークルを創り、たくさんの人に興味を持ってもらうサークルを作ろう!というものでした。たとえば新しい相撲のサークルを作るのなら、「ドスコイズ」という名前よりも、女の子にも受けそうな「イッツアスモーワールド」なんてつけたらいいのではないか?という提案が長谷川さんからありました。

それをもとに生徒が新しいサークルを考えていきます。いろいろな意見がでてきましたなかで、「帰宅ラブ」というものが生徒から出されました。このサークルは、ほかのサークルや、あまり行きたくない集まりなどに誘われたときに、「別のサークルに入っているから、今日は無理なの。ごめんね。」と言って家に帰るためのサークルだということです。

そのほかにも、「中尾明研究会」というサークル(毎日中尾明のストールの巻き方の違いや巻き数を調べるサークル)など、独創的なものが出ていました。

長谷川さんは、その都度生徒に、こうしたほうが面白いのではないか?これは良い!とアドバイスをしていました。長谷川さんは一般の人とは違った視点をもっているので、生徒にとって衝撃的だったようです。

生徒もはじめは「サークルとは入るものだ」と考えていたようですが、「作っていいのだ!」という新しい思考の枠ができて、頭の中の遊び場でのびのびと動きまわる様子は、とても楽しそうでした。講座終了後のアンケートでは、大学に入ってから、今日考えたサークルを立ち上げてみる!という意見も得られました。

生徒にとって充実した2時間となったようです!ぼくも学生のころに、このような講座を受けられば、もっと自由に発想ができたんだろうと思い、うらやましく思った、そんなあっという間の2時間でした。

また夏休みや冬休みをつかって、外部の講師を招いた講座をやってみたいと思います。もし面白い人が近くにいましたら、ぜひ教えて下さい(^^)

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動画授業をはじめました。


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