意外と苦戦するスイッチの付け方「生徒と作る電気回路」

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ブレッドボードの上に回路を作るときに、
ボタンスイッチ(タクトスイッチ)をつけると、
押すことで回路に電流が流れて、実験が楽しくなります。

またこのボタンスイッチを複数個組み合わせることで、
ボタン1やボタン2を押した時の組み合わせによって
光るAND回路やOR回路などが出来上がります。

このボタンスイッチ、はじめに渡すとどうやってつけていいのかわからず、
うまく接続をしているつもりでも光らなかったりして、
混乱をします。

今日はボタンスイッチの付け方について見ていこうと思います。
実験で使ったり、科学部の指導をするときなど、
スイッチが一つ入るだけで生徒が喜ぶので、おすすめです。

もちろんご家庭でもどうぞ!

科学のレシピ

用意するもの:
ブレッドボード、抵抗、LED、ボタンスイッチ(タクトスイッチ)、電池パック(単三電池2本用)、電池2本
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手順:
1 ブレッドボードにLEDと抵抗を直列につなげ、ボタンスイッチを接続する

2 ボタンスイッチを押した時に、LEDが光るかどうかを確かめる

これだけです。でも実際やってみると、ボタンスイッチのつけかた、結構難しい。
こちらを御覧ください。付け方を動画でとりました。

まずはボタンスイッチについてですが、このようになっています。
どちらもボタンスイッチです。左は高いもの、右は安いもの(10円)。

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横から見ると・・・。

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後ろから見ると・・・。爪が四本ついていますね。

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ONとOFFなのに、なぜ4本ついているのでしょうか。
これが少し混乱するところです。

ではさっそくつけてみましょう。爪が4つあるので、ボードに
うまく固定できますね。

実はこの付け方、左のほうが正しい付け方で、右のほうが間違った付け方なんです。

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よく見てみましょう。

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スイッチはこのように、2本のペアはすでに配線されています。

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そしてボタンを押すと、この全部の回路がつながります。

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だからさきほどの右の付け方だと、ボタンをおさなくても11番のラインと14番のラインがつながってしまっているんです。

これではスイッチの意味がありません。

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テスターで11番と14番の抵抗値をはかってみると、

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ほら、表示されました。つながっています。

では正しい付け方にして、みますが、こちらの回路がスイッチとして役割のある回路です。

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抵抗値をはかってみても、表示されません。つまり断線しています。

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スイッチをおすことにより、回路がつながります。

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次の回路はだめな例。

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テスターではかってみると、スイッチをおしていないのに、ダメな例は抵抗値が表示されます。

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いかがでしたか?実際に手を動かさないとイマイチわからないと思います。
実際にさわりながら、どうしたらスイッチがうまくいくのか確かめてみてくださいね(^^)

みなさんはどのような実験をしていますか?(^^)
もしこのような実験んが!というものがあったら、ぜひ教えて下さいね!

 

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