これは!国際バカロレアと日本の教科書の違いとは?国バカ11

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現在、国際バカロレアの物理を研究をしています。
バカロレアにのっている実験と日本の教科書の実験の違いに注目をしてみていました。

なお間違っているところもあるかもしれません。文科省などの1次情報をご参考にしてください。
参考にした教科書はピアソン社のものです。

日本の学習指導要領と、バカロレアプログラムとの両立について

高校の学習指導要領とバカロレアの資格取得のために、非常に大変なカリキュラムを強いられていたようですが、
今後は特別処置によって、重なっている内容を重ねて履修できるような配慮が考えられているようです。

バカロレアを政府がおしていくのなら、自然となる対応ですよね。
(その場合、日本の教科書はどうなるのでしょうか??)

以下、ニュースの記事となります。

海外大入学資格「バカロレア」、高校で取得しやすく

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文部科学省は、世界中の大学の入学資格が得られる「国際バカロレア」の16~19歳向けプログラムについて、高校の学習指導要領と両立して履修できるようにする特例措置を設ける。

日本経済新聞 6月16日付 http://www.nikkei.com/article/DGKKASDG15HAN_V10C15A6MM8000/

 

バカロレア・指導要領両立へ 長時間授業の負担軽減

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学習指導要領と両立して履修できる特例措置が設けられることで、生徒や教員の負担が減り、導入校が増えると期待される。

日本経済新聞 6月16日付 http://www.nikkei.com/article/DGXLZO88107190W5A610C1CR8000/

次にバカロレアのプログラムの中身を見てみましょう。

バカロレアの教科書を読んでいると、SL(標準レベル)はトータルで150時間が必要で年間の日本の標準単位35時間で割ると、
週4.3時間となります。日本の基礎科目が2時間、発展科目が4時間とすると、難しい時間数ではありませんね。

また中身を見ると、全員が学ぶコアカリキュラムの他に、選択カリキュラムがあります。
この選択カリキュラムでは、大学と高校の間に入っているようなものまで学べるようなカリキュラムになっています。

たとえば、その一つである光学では、望遠鏡や顕微鏡の仕組みを細かく調べたり、原子分野では、
短い時間で半減期を求めるような実験を行ったりするそんな実験がありました。

相対性理論もあって、大学で学ぶような内容も取り入れられています。

ただし、日本の教科書では、熱力学や波動での干渉など、かなり細かく深い記載がみられますが、
そのあたりの記載は、バカロレアの教科書ではわりと少なくなっていました。

重視する部分が違うんでしょうね。

日本の教科書との違いは?

日本の教科書と大きく違うところは、測定誤差、実験誤差についてかなり詳細に述べられており、
またバカロレアの実験についても、誤差に注意をする記述になっているところです。

パソコンを使うことも普通に入っており、データをパソコンで処理するための
実験マニュアルなんてものも、ダウンロードできるようになっています。

今後の研究としては、IB校への見学や、また実験を実際に科学部員とやってみようと思っています。
みなさんの中にも、詳しい方がいましたらぜひ教えて下さい!

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プロフィール

桑子 研
桑子 研理科教師。全国で教員向けの物理実験講座、ICT活用講座、子供向けの科学実験講座、時短セミナーなどを行っている。著書は『大人のための高校物理復習帳』(講談社)など10冊。

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5/19(金) C 力学① (ビースピ・iPad等)
7/21(金) C 波動① (気柱の共鳴等)
7/29(土) A 力学② (力学台車の活用)
7/29(土) B ICTの活用 (電子黒板等)