もっと早く出会いたかった!天体がわかる学研漫画、驚きのレベル!

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小学校の範囲で高校生に教えるときにも、指導が難しそうだな〜というところ、

それが「天体の動き」です。

星座早見表の使い方
天球と星の動き
棒の影の動きと夏至・冬至・春分・秋分の関係

いや〜もう難しい。
これをどうやって教えるのか。

天体の動きは3次元でとらえなえければならず、
自分で考えて問題を解くことはできても、
それをどう教えればいいのか?とっても難しいと思います。

小学校ではどう教えているのでしょうか?

たぶん星座早見表をもって教えたり(でもよるにやらなければですよね。)、
小さな惑星のモデルを作ったり、いろいろ工夫されているのかと思います。

ぼくが小学校だったころも先生が苦労して教えていたのを
今でもおぼえています
(教室の中央に太陽をおいて、地球をまわりを囲むように
おいてといったように)。

そんななんとも難しい天体の分野を見事に説明している本を発見!購入して読んでみました。

それがこちらの『中学入試 漫画攻略BON! 理科 天体・気象』(学研)です。

「なんだ漫画か!?」と思うかもしれません。

ぼくも多くの漫画参考書は「がっかり」します。
というのもストーリーに重点を起きすぎて勉強のほうが適当になっていて、
まとめページにたくさん「文字で」説明しているものが多いからです。

でも、この本は違いました。
基本全て漫画で説明しており、天体のようにわかりにくいところも
よくわかるような工夫がされています。

それぞれ見て行きましょう。

星座早見表の使い方

これがすごかった。まず星座早見のメモリの合わせ方から説明しています。

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※ P36より引用

そしてなぜ星座早見のみかたの一番難しいところ、
持ち上げて使うもとってもわかりやすい絵で表されていました。

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※ P39より引用

ここまで丁寧なら、読みながら実物がもしあえれば、
非常によくわかりますね。

緯度と天球の星の動きがすごい!

そして一番驚いたのがこの緯度と天球の動きの関係です。
これ見た時、なるほど〜〜!!と思いました。

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※ P22より引用

地球1つに天球をたくさん並べての説明、これはわかりやすい!!

いや〜これだけでこの本を買ってよかったな!!って大感動でしたよ。
もっとたくさん言いたいことはあるのですが、ぜひ本書で確認してみてください。
すばらしいです。

(ただし気象の方は漫画にするほどでもないかなという感じもありました。
そこまで深くはないです。とにかく天体がすごいことになっています。)

ぜひ小学生からまた理科の先生、そして理科好きな大人方、
あなどらずにまんが、読んでみてほしいと思います。