活躍しているリケジョに聞いてきた「女性のための進路の選び方」


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お父さんお母さんの職場でリケジョの方いますか?

「理系の女の子ってどこに就職するの?できるの?」

生徒にそんな質問を受けます。それだけ生徒にとってみれば、働くという実感がないんでしょうね。
そこでぼくの友達というか後輩で、社会に出て働いて、活躍しているKさんに、実際にどんな様子なのか、
インタビューをしてきました。

Kさんは、ぼくと同じように田舎からでてきた公立高校の出身で、ぼくと同じ大学を出ました。しかし入学当初は文系の学部にいっていて、途中から理系の学部に進路を換えます。このように内部で転科できたりする大学はたくさんあります。

じつはぼくも転科をしています(汗)。

その後彼女は大学院に進学、卒業して現在の仕事をしています。
私は大学院で知り合いましたが、明るく気配りのでき、切り替えのうまい女の子です。

Q なぜ筑波大学を受験したのですか?

Kさん 心理カウンセラーになりたいと思いました。自分の経験や勉強した知識で人を直接的に助けられると思ったからです。心理学をしっかりと学べる国公立で関東地方というと、この大学が一番だと思いました。

受験は一本だけで、そのほかの大学は受けませんでした。

Q え!一本!不安はなかったのですか?

Kさん  私の学校は浪人率が高かったので(半分以上が浪人)、落ちたら浪人をするという覚悟がありました。不安はありましたが、他の大学に行くつもりがなかったので、そのような受検方法になりました。

Q 筑波大学ではどんな生活していましたか?
Kさん この大学は9割は一人暮らしで、地方出身者も多く楽しかったです。人付き合いも自然と深くなっていきます。
また毎年、全学部のシラバスがもらえるので、他学部の授業を単位としてとれるシステムが魅力的でした。例えば法律や物理も勉強してみました。現代文化論という授業の中にはジェンダー論という学問があり、驚いたのをおぼえています。

Q ジェンダー論!?どういうことをやるのですか?

Kさん 簡単に言うとフェミニズムですか?マドンナのプロモーションビデオを見て、その中に日本の芸者が出てくるのですが、「日本の芸者は外国人から見てどう見られているのか」を考えたりとかもしました。

Q 話がそれました。親元を離れて一人暮らしをするということは、女性は特に勇気がいるのではないでしょうか。

Kさん はじめはとても寂しかったです。ですが、親元を離れて、はじめて親にやってもらっていたこと等に気付かされました。よく言われることですが、親のありがたさに離れて初めて気付くことが多いです。また毎月の仕送りで、お金の管理ができるようになったのもよかったことです。

Q なぜ大学院に進学したのですか?就職は考えなかった?

Kさん 納得するまで研究をしたかったということがあります。大学までだと研究できる内容も限られているので。

Q 文系から理系にコースを変えたとのことですが、文系と理系の違いとかありますか?

Kさん 理系は男も女も考え方や人間関係がさばさばしています。逆に文系の男はねちねちしている人もいました(笑)。良く言えば、気の使える人が多いと言うことですが(笑)。

Q 就職活動で女の子だから有利・不利だと感じたことはありますか?

Kさん 有名企業に面接にいくと、明らかに男性に質問が集中しました。あとは、「結婚したらどうしますか?」など聞かれました。面接に通ると次の面接では明らかに女性が少なくなることもあり、特に総合職等の基幹職を考えるとまだ女性には厳しい面が少々見られるな、と思いました。

Q 今の仕事について教えてください。

Kさん 現在、独立行政法人の研究所で総合職の仕事についています。この職場を選んだ理由は、掲げているミッションと自分の考え方が合致したため、目標を持って業務に取り組めるからです。

現在は監査室という部署で、社内のきまりや制度がきちんと運用されているか、それが業務の妨げとなっていないか等を研究ユニットや管理部門へ確認するのが主な業務です。対象は金銭から薬品管理等、多岐にわたっています。社内の実情を良く把握できる、とても興味深い業務です。

Q 女性が働くとき、考えるべきことは?

Kさん 長く働きたいのならば、その企業の福利厚生をよくみたほうが良いと思います。
あとは女性が働きやすい職場か、実績と共に見るのも1つの方法ですね、

Q 高校生にアドバイスをするとしたら?

Kさん 就職を視野にいれた学部(薬学部や医学部など)を考えるのも1つの方法で良いと思います。就職に困らない、そのような選択肢もありだと思うし、賢いと思います。私自信は目先のやりたいことで決めましたが。

また、多くの学部に言えることですが、大学でやってきたほとんどのことは、今の仕事に直接的には役立ちません。でも、一生懸命に大学で勉強や様々な活動をしたことによって、自分の好き嫌い、向き不向きなどがわかり、職業選択の助けになりました。

また、中学から高校で出来ることの範囲が大きく変わったと思いますが、高校から大学はそれ以上に飛躍的に変わります。それを活かして、勉強はもちろんですが、色んな事にチャレンジして大きく成長してください!

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いかがでしたでしょうか?少しでも女性のみなさんにとって、イメージがわけばいいんですけどね。
インタビューって難しい!

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