教育学部にいかなくても『物理』教師になれます。


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理科の専門の教師になりたい!

でもどうすれば?

そんな高校生に届けたいと思います。

 

はじめに

今日生徒から

「どうすれば物理の先生になれるのですか?」

という質問を受けました。

「理科の先生じゃだめなのかな?」

といいましたが、その生徒は

「物理がいい」

というのです。

 

その瞬間、

「う〜ん。どうしたらいいのかな?」

と思ってしまったのです。

 

さてどうすれば物理の先生になれるのでしょうか?

自分がやっていて、かなり運が重なりあって実現しました。

(たぶん他の先生方も、かなり時代の運や時の運、

いろいろな運が重なりあってなった方が多いと思います。)

 

それもあり、どうすればいいのか、すぐには答えられず

話しながら、そうだった、そうだった、と思い答えていきました。

 

今回は物理などの理科の中でも専門の先生になるにはどうすればいいのかついて

ご紹介したいと思います。

 

教育学部にいくのかどうか?

まず教師になるには別に「教育学部に行く必要はない」ということは大切です。

教師だから教育学部ではありません。

 

別に理工系にいってもその大学で「教員免許の取得に必要な科目」

が設置されていれば、免許を取ることができます(大学でぜひ聞いてみてくださいね)

 

だから教育学部出身者以外の先生は、実際うちの学校にもたくさんいます。

では理工系の学部に行く場合と、教育学部に進む場合でどんな違いがあるのでしょうか。

 

教育学部のほうが楽

教育学部で取る場合には、もう道が整備されています。

卒業に必要なのが教員免許の取得だったりしますから、

しっかりと講義にでたり、

教育実習に申し込んだりしていれば、教員免許は取得できます。

 

たいして理工系の学部にいくと、卒業に必要ではないけど

教員免許取得のために必要な科目をとらなければいけません。

(その代表が日本国憲法)

 

自分で必要な科目を探してとっていったり、

個別に情報を得ながら、アンテナをたてて教育実習の説明会や

受け入れ学校を探していかなければいけません。

 

さらには他の友だちが就職活動がまっさかりの時期に、

教育実習にいかなければいけません。

このストレスも大変なところです。

 

教育学部なら、教師を目指す人が多いため、

あせらずに取り組むことができます。

 

では教育学部がいい!のかというと・・・

教師になりたいという気持ちがつよければ、教育学部をおすすめします。

しかし「教師もいいかな?」と思う程度、

または「『物理』の教師になりたい!」

などの専門科目をより深く学びたいという場合なら、

理工系学部からも考えてもいいと思います。

 

というのも理工系の学部のほうが「物理」

について学びたいのなら、より深く学べるためです。

 

ぼくの例では大学は教育学部の大学にいきました。

でも大学院は理工系の学部に入りました。

その大学院で内部進学生を見ていたのですが、やっぱり専門性が高かった。

 

教育学部では教育心理〜理科全般、そして物理を少しと幅広く学べます。

つまり教育全般を対象としています。

 

理工系の学部は、科目に関してより深く、

理科好きならたまらないというような深さで学べます。

 

かなり大きな選択の違いだと感じました。

 

高校生として教員になりたかったら考えておくべきは、

教育学部にいくのか、理工系の方面にいくのかはしっかりと

考えておいたほうがいいでしょう。

 

教員免許はとれるけれど、次の壁が高い

次に教員免許を取得しても教師になるのは厳しいという現実もあります。

よく考えて対策をたてなければいけません。

 

教員になるためには教員採用試験という試験を受けることになりますが、

これがなかなか1度で合格というのは難しいです。

(倍率も結構高いです)

 

そこで考えたいのが、私学との併願作戦です。

公立一本で絞っている人を多く見ますが、

物理などのマイナー科目は倍率も高いし、なかなかうからないので、

私学の情報も得ておきたいものです。

 

私学なら初年度から物理を教えられる!?

そして「物理」の教師になりたい!

などの、物化生地などの専門への気持ちが強いなら

なおさら私学をおすすめしたいです。

 

公立だと「理科」で採用されることになります。

もし物理が空いていればいいのですが、

配属された学校で、生物の先生が不足していれば、

生物を教えることになるでしょう。

 

若手のうちは何でもやらされます(いい意味で)。

 

「物理を教えたい!」という夢は、運次第。

自分で人事を動かせるようになるだとか数年後になる確率が高いです。

(専門外を教えるのもとってもいい経験になります)

 

しかし私立の場合は、「物理の教師が退職になるから、物理がほしい」

という、ニーズからスタートになります。

 

だから「物理」で募集がかかります。

 

他の科目もできるにこしたことはありませんが、

とにかく専門が指定されて募集が出てきますから、

物理の教師になりたい!というのならこれは狙い目です。

 

ぼくの場合は公立(東京都)に受けましたが、補欠合格。

しかし私立を同時に10校くらい進めていたので、

何度も落ちましたが、5度くらいの挑戦で現在のところに

拾っていただきました。

 

茨城から東京まで出てきて面接を受けてと繰り返したので、

かなりお金もかかったり苦労をしましたが、機会を増やせば、それだけ確率はあがります。

 

このあたりの教員採用試験を通るための方法についてはこちらにまとめてあります。

自分がかなり苦戦をしましたので、誰かの役に立てればと思ってまとめました。

かなり具体的にまとめましたので、御覧ください。

受かる教員採用試験の勉強法

 

このような流れで教師になることが可能です。

参考の1つになればうれしいです。

 

高校生の今なにをやればいいのか?

別に教育学部は大学を選ばなければいろんな大学があり、

医学部のように受験の壁は決して高くありません。

 

でもやはり大学を自分で選べるだけの力はつけておいてほしいところ。

 

高校1年生は、英語、数学、物理(専門のもの)は

誰にもまけないような力をつけておいてほしいところです。

 

まだまだ時間があります。でももう1年間が終わるんですね。

時間を意識して夢をあきらめず、着々とすすめていく時期です。

 

高校2年生は、英語数学への力を分散させつつ、

そろそろ本気で物理に取り組む時期です。

 

物理の場合、運動方程式・エネルギー・運動量この3つは特にこの時期に集中的に

やっておきましょう。

 

教師の現場はどうなのか?

では教師の現場はどうなのか?というと長時間労働になりがちですね。

おそらく普通の仕事と比べると、やっていられないところも

あるかもしれません。

 

友達にもなってから、「こんなはずではなかった」

とやめる人もいました。

 

それはどの先生にきいても、そうみたいです。

(例外はあるようですが、ここでは書きません)

 

ぼくは学校からは早めにかえるようにしていますが、

家に持ち帰って教材などを作ったり、

プライベートとごっちゃになっている感じはあります。

 

それを楽しんでいるところがあるので、

自分はちょっと頭が変なところがあるかもしれません。

 

そんな時間がかかってしまう仕事ですが、

「楽しい!」というのはあります。

 

「目が輝く」と書くとホントかな?

 

と思うかもしれませんが、

生徒の目、小学生の目、「うわ〜!面白い!」と思った時、

「目が輝く」んですよね。

 

何度も見てきました。

 

これがほんと感動的です。

理科は実験があり、自然を対象にしています。

 

自分の話芸でやらなくても、自然をそのまま見せてあげれば、

そんな輝く目をよく見ることができる、恵まれた科目です。

 

そんな目を見たいから、ぼくはまた家で長時間準備や教材を

作ったりしてしまいます。

 

かなり特殊な仕事で万人にはすすめることはできないというのが、

この仕事の特徴ですが、「人によっては」おすすめできます。

 

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